池上彰の「そうだったのか!アメリカ」

池上彰の「そうだったのか!アメリカ」を読む。

「私はアメリカが嫌いです。私はアメリカが大好きです。そんな矛盾した気持ちに、どう折り合いをつければいいのか。そんなことを考えながら、この本を書きました。」
冒頭はそんな言葉からはじまるこの本、今の多くの人の気持ちを代弁しているのだと思いました。

「愛され、憎まれる国、アメリカ」を、池上彰調に翻訳したアメリカの歴史、と言ったところでしょうか。宗教国家として、連合国家として、帝国主義国家としてなど、様々な切り口からアメリカの内包する合理性と矛盾を紐解いてくれます。銃問題から、差別、経済、メディアに渡り歴史を紐解くことで現状の理解が深まります。

個人的には、ハワイに来てから感じていた様々な疑問がクリアになった本でもありました。日本とは(そしておそらく他の国々からしても)全く異なる建国の「経緯」は、ある意味様々な実験の繰り返しの上成り立ってきたのかもしれませんね。

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