From the daily archives: 金曜日, 10月 27, 2017

 

いとうせいこうの「想像ラジオ」

 

いとうせいこうの「想像ラジオ」 を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

つまり、この放送では同じ時間に別の曲をかけられるんですよ。それどころじゃなく、モンキーズがもっと聴きたいなと思った人にはなんなら全音源かかる。逆に音楽聴いている気分じゃない場合は無音で、あるいは続くしゃべりに直結しますからね。こちら変幻自在、二十一世紀型のラジオですんで、どうぞお好きなようにお付き合いしなさい。

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ちょうどあのライブから一年後ぐらいの初夏の日曜日、西新宿の飲み屋で知らない男と喧嘩になってビール瓶で相手の頭を殴って逃げて、なぜかその夜にプロポーズしたって言ってました。逮捕されると思ったんでしょうね。特に届け出もなかったらしいんで、髪だけ緑色に染めて人相変えたつもりで奴は今もメートルズやってます。

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あなたは霊があの世へ去ってしまえば、あとはお盆にだけ帰ってくると思っているんだろうけど、彼らはいつだって好きな時に行き来するんですよ。
もし彼女が狂人なのだとしても、彼女の世界観、それから彼女の考え出した鎮魂の方法に僕は感銘を受けていた。

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「あはは。その素直さがあなたの長所だな。そういうこと言う時の声を聴いていると、わたしはおなかの下の方がツンとしてくる」
「今も?」
「まさに今も」
「触りたいなあ」
「触って欲しいな」
「会いたいね」
「いつ会えるかな」
「今はまだちょっとわからないな」
「会いたい?」
「うん、会いたい」
「・・・・・」
「僕は向こう十年くらい、あちこちの家やビルの前に黒い旗が掲げられていてもいいと思ってる。もちろん反旗になっていてもいいし、僕自身喪章を巻いて暮らしたっていい」
「え、いきなり話が変わっているけど?」
「僕にとってはつながっているよ」
「そうなの?じゃあ続けて」
「死者と共にこの国を作り直していくしかないのに、まるで何もなかったかのように事態にフタをしていく僕らはなんなんだ。この国はどうなっちゃったんだ」
「そうだね」

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「生き残った人の思い出もまた、死者がいなければ成立しない。だって誰も亡くなっていなければ、あの人が今生きていればなななんて思わないわけで。つまり生者と死者は持ちつ持たれつなんだよ。決して一方的な関係じゃない。どちらかだけがあるんじゃなくて、ふたつでひとつなんだ」

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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