今朝7時、note で「プルーフ・ブランディング(Proof over Promise.)」連載の第5本を公開しました。
今回取り上げたのは、渋沢栄一の「合本主義」と『論語と算盤』です。

1879年、明治12年。隅田川沿いの料亭・向島の柏屋で、渋沢栄一と岩崎弥太郎が向き合いました。
「事業は、才覚ある一人が、経営も資本も独占して、強力に押し進めるべきだ。」── 岩崎弥太郎
「資本と経営は、分離すべきだ。多数の出資者と、専門の経営者で、公益のために運営する。」── 渋沢栄一
その夜、二人は決裂した。独占の道と合本の道──日本資本主義の二つの源流がここから始まっています。
1916年(大正5年)、77歳の渋沢はその思想を『論語と算盤』にまとめました。
「論語と算盤とは、甚だ遠くして甚だ近いものである。」── 第1篇「処世と信条」冒頭
道徳(論語)と経済(算盤)は別物ではなく、本来一致すべきもの。これが「道徳経済合一説」の核です。
2020年、ハーバード・ビジネス・スクールが渋沢を公式ケース教材にしました。向島の論争から141年が経って。
記事の中には、私自身の「合本失敗」の話も書いています。
2012年にアロハ・ブランディングを立ち上げてハワイに拠点を移していた頃、日本に住む外国人の仲間たちと一年近く合本でやってみたのですが、続きませんでした。同じ「ブランディング」という言葉を使っていても、向いている方向が違いすぎた。
その失敗から、組む相手の選び方が、はっきりしました。
「論語を持っている人と、算盤を弾く。それ以外の合本は、続かない。」
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https://note.com/aloha_nagasawa/n/n49f4baa3e6c8
来週は江戸末期の二宮尊徳へ。渋沢の100年前、「至誠と実行」を説いた農政家がいました。
毎週月曜、朝7時。
プルーフ・ブランディング ── 約束より、証(あかし)を。
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