私がブランディングの仕事をしていて、ずっと気になっていることがある。
同じ素材、同じ情報で発信をしても、広がる年と広がらない年がある。
これは、運ではなく、タイミングの設計の問題だと気づいてから、
仕事の組み立て方が変わった。
「何を言うか」ではなく「いつ言うか」
PRが広がるかどうかは、「良い情報かどうか」より「今、世の中が何を求めているか」で決まる。
言い換えれば、情報の価値は「受け手の渇望」によって決まる。
同じ薬でも、痛みがある時とない時では効き方が違う。発信も同じだ。
The Best Job in the World が世界を動かした理由
2009年、Tourism Queenslandが仕掛けた「The Best Job in the World」は、PR史に残るキャンペーンになった。
「給与1500万円、島の番人募集」という求人が世界中に広まったのは、企画の斬新さだけでなく、タイミングがあったからだ。
リーマンショック後の世界的不況。世界の失業者は2億1200万人に達していた。「夢の仕事」への渇望が、かつてないほど高まっていたその瞬間に、この企画が届いた。
もし同じ企画を好景気の時代にやっていたら、ここまで広がらなかったかもしれない。
PRの達人は「何を言うか」だけでなく「いつ言うか」を設計する。

今週の実装チャレンジ
世の中の空気を読んで「今がその話をする時だ」と判断できるかどうかが、広がる発信と広がらない発信を分ける。
今の社会・季節・トレンドを1つ思い浮かべてみよう。「今だからこそ刺さる」切り口で、自分のサービスや発信を語り直してみる。この一手で、届く人が変わる。
企画実装ラボとは
毎週火曜朝8時、ブランディング・経営の本質を実装する具体策をLINEで配信しています。


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