今朝7時、note で「プルーフ・ブランディング(Proof over Promise.)」連載の第12本を公開しました。
今回は、11年前に出した自著の内容を、いまの自分の言葉で訂正する回です。
11年前、「ブランドは設計できる」と書いた
11年前、私は一冊の本を出した。『思いが伝わる!心を動かす!アイデアを「カタチ」にする技術』(総合法令出版・2015年)。アイデアは技術で形にできる、という本だ。
その中で、こう書いている。企画は、誰でも学べる技術だ。ブランドは、手順で立ち上げられる。なぜつくるのか(WHY)を決めて、コンセプト、ネーミング、ロゴ、キャラクター、デザインの順に進める、と。要するに、ブランドの価値は、設計できる、と言っていたことになる。
いま書いているのは、ほぼ逆のことだ
ところが、この連載では、だいたい逆のことを書いている。証(あかし)は、設計できない。設計できるのは、証そのものではなく、それが生まれる「場」──志・行動・発見・伝達まで、だと。
昔の本と、いま。言っていることが、ずれている。
気になって、その本を、読み返してみた。すると、答えは、同じ本の中にあった。
答えは、同じ本の中にあった
当時手がけた、大和ハウスの「TRY家ラボ」というブランドのコンセプトの話だ。自分で「設計した」と思っていた。でも、本にはこう書いてある。コンセプトの種は、もともとクライアントの中にあった。担当の方が、ふと言った一言──「注文住宅を、お客様に”試着”させてあげたい」。私はそれを聞いて、書き起こしただけだ、と。
設計ではない。発見と、翻訳に近い。答えは、当時の自分が、もう書いていた。ただ、それを「技術」と呼んでいただけだった。
設計できるのは、手順と「場」まで
なので、少しだけ訂正しておく。設計できるのは、手順と、場まで。証そのものは、誰かの話を聞いて、一緒に動いて、まだ言葉になっていないものを見つけて、書く──その、後に残る。
昔の私は、半分は合っていて、半分はずれていた。現場で起きていた「発見」を、「技術」とまとめすぎた。それだけのことだ。

たいした話ではない。ただ、昔書いたことを、いまの言葉で直しておくのは、悪くないと思う。
来週で、Phase 1は最終回。一度、まとめます。
毎週月曜、朝7時。
プルーフ・ブランディング ── 約束より、証(あかし)を。
来週も Phase 1 を続ける。
毎週月曜、朝7時。
プルーフ・ブランディング ── 約束より、証(あかし)を。


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