「危ないから、気をつけてください」
こう言われて、実際に行動を変えたことがあるかと聞かれたら、正直、あまりない。
その「なぜ」を、私はいつも考えている。
正しさでは、人は動かない
広告の仕事をしていると、「注意喚起」や「啓発」のコピーを頼まれることがある。だが、正しいことを正しく伝えるだけでは、たいてい記憶に残らない。
人は、義務感では動かない。楽しさで動く。
メルボルン地下鉄がやったこと
2012年、オーストラリア・メルボルン地下鉄が、ホームでの事故を減らすために作ったキャンペーンがある。
「危ないから気をつけろ」というありきたりなポスターを貼るのではなく、愛らしいキャラクターたちが間抜けな方法で次々と死んでいく、ポップなアニメーション動画を作った。
タイトルは「Dumb Ways to Die(間抜けな死に方)」。
結果が物語っている
公開から2週間で3000万再生。楽曲は公開24時間以内にiTunesチャートのトップ10入りした。カンヌライオンズでは史上最多、5部門のグランプリを同時受賞している。
鉄道の安全啓発が、世界中の人が自ら聴きに行く歌になった。
義務感ではなく、楽しさで人を動かした結果だと思っている。
あなたの「重い話」は何か
あなたのビジネスにも、伝えにくい「重い話題」が1つあるはずだ。
それを1つ選んで、ユーモアや意外性を足して「ポップに変換」してみる。それが今週の実装チャレンジだ。
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