2012年、ひとりの男が成層圏から地球に向かって飛び降りた。
スポンサーは、エナジードリンクの会社。CMも、商品紹介も、一切なかった ── あの日Red Bullは、商品ではなく「世界観」を売った。
今週の「企画実装ラボ」第15号で取り上げたのは、Red Bullの伝説的なプロモーション「Red Bull Stratos」です。
高度3万9,000mから、音速を超えた自由落下
2012年10月14日。
フェリックス・バウムガルトナーは、高度3万9,000mの成層圏カプセルから、地球を見下ろし、ジャンプしました。
時速1,358km、音速を超えた人類初の自由落下。
YouTube同時視聴800万人を突破し、当時の世界記録を更新。
スポンサーはRed Bull。
CMも、商品紹介も、一切なかった。
ただ「翼をさずける」というブランドの約束を、文字通り実行しただけでした。
商品ではなく、世界観を売る
「エナジードリンクの会社がなぜ?」
その意外性が、世界中で話題になりました。
Red Bullは商品を売らなかった。
「限界に挑む精神」を売ったのだ。
私自身、200を超えるブランドの現場で、「商品をどう売るか」ばかりに気を取られている企業を何度も見てきました。スペック、価格、機能、サービス内容 ── どれも大事だけれど、それだけでブランドは育たない。
ブランドは、語るものではない。生きるものだと思っています。
今週の実装チャレンジ
あなたのブランドの「世界観」を、一言で書いてみてください。
そして、その世界観を、商品説明なしに「体現」できる行動やコンテンツは何か、考えてみてください。
あなたの会社の世界観が「○○」なら、その「○○」を体現する行動とは何でしょうか。
この問いを、今週ひとつだけ、自分のブランドに置いてみる。
ブランドは、語るのをやめて、生き始めます。
これが企画実装ラボ第15号のテーマです。
毎週火曜朝8時、LINEでお会いしましょう
ブランディング・経営の本質を実装する具体策を、毎週ひとつLINEで配信しています。


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