見せたくなる物語を持つ人は、何をしているのか|企画実装ラボ第22号

数字を並べるほど、なぜか伝わらなくなる。そんな逆説を、最近あらためて感じています。

1年間の再生履歴が、「あなただけの物語」になる

Spotifyが毎年配信している「Wrapped」をご存じでしょうか。1年間の再生履歴を、「あなたが今年いちばん聴いたアーティスト」「あなたの総再生時間」という、あなただけの物語に変換して見せてくれる企画です。

1年間の再生データを「あなただけの物語」に変換して見せるSpotify Wrapped

2025年版は、公開から24時間で2億人が利用し、シェアは5億回を超えたと発表されています。広告費をかけているわけではなく、利用者自身がこぞってSNSに投稿することで、公開直後の数日でネット上に無数の話題が生まれる、毎年の名物企画になりました。


データそのものより、「自分ごとの物語」のほうが心を動かす

私自身、広告の現場に長くいた経験から思うのは、データや実績をそのまま並べるだけでは、人はなかなか動かないということです。

顧客数、継続率、受賞歴。どれも本当に価値のある数字ですが、並べただけでは「他人ごと」として処理されてしまいます。本来、人は自分の物語として受け取れたときに、初めてそれを誰かに見せたくなるのだと思います。

データは、物語になると拡散する。


あなたの数字を、物語に書き換えてみる

今週の実装チャレンジは、これです。

自分が持つ数字(顧客数・実績・年数)を1つ選び、「あなたの物語」の形に書き換えてみること。

あなたの数字を、見せたくなる物語に変えられますか。

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HIROKI NAGASAWA

海の近くでクリエイティブに生きる

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