沢木耕太郎の「深夜特急〈1〉香港・マカオ」

沢木耕太郎の「深夜特急〈1〉香港・マカオ」 (新潮文庫)を読みなおす。

学生時代、触発されて世界一周の旅に出かけることになったきっかけを作ってくれたバイバルの一冊。これを真似てスタートは香港に定めた。(確か宿も同じ様なところに宿泊したんだっけ)

思い返せば、この本は僕に大きな影響を与えてきていた。当時活動を始めていた映像制作ユニットも「サスラーズ(=流離う者達)」と名乗っていたりなんかもしていた。なんだか本を読みながら、本を読んでいた当時の背景も一緒に楽んでいる自分がいた。

深夜特急の1冊目は、香港・マカオ編。マカオのカジノのシーンは特に痺れるものがある。沢木耕太郎の洞察力は作家のそれというより、アスリートに備わったものなのではないかな?と思ったりもする。スポーツライターとして活躍する一面もあるが、それは自然の流れなのかもしれない。ギリギリの中で選択を繰り返すことで感性を研ぎすませば、自ずと後の行動に繋がってくるのだろう。

BOOK LOG一覧はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました