本日、連載「超翻訳 ── 伝えたいを、伝わるカタチに。」の第21本を note で公開しました。

実績ページの一番上が去年のままになっている
初めて会う相手に自社のサイトを送る。実績のページを開いてもらう。
一番上にあるのは、去年の仕事だ。
そのあとも仕事はしている。ただ、載っていない。落ち着いたら足そうと思ってから、何ヶ月か経っている。
こういうことってないですか。
一度つくった説明は、置いておくだけで古くなる。
古い実績は相手を安心させない
過去に書いた本で、実績の古さについてこう書いている。
「あまり古すぎる実績は参考になりませんが、直近2〜3年の実績であれば、それを見せることで相手に安心を与えることができます」
思いが伝わる! 心を動かす! アイデアを「カタチ」にする技術(Amazon)
相手は、仕事の中身だけを見ているわけではない。いま何をしている会社なのかも、同じページで見ている。日付が数年前で止まっていれば、名前の知られた会社が並んでいても、読む側はそこで引っかかる。
実績は、出した日から古くなっていく。
ちなみに、その実績に何を書き添えるかについては前回のnoteに書いてあるので、ぜひ一緒に読んでほしい。
自社のことは締切のある仕事に負ける
では、なぜ更新が止まるのか。時間がないから、ではないと思う。
いまの仕事に新しいことを足そうとして、続かなかったことが何度もある。理由ははっきりしている。いまの仕事には締切がある。相手がいる。やらないと迷惑がかかる。自社のことには、どれもない。
並べたら勝負にならない。
自社のことは、やらなくても今日は何も起きない。来週も起きない。起きるのは、次に誰かがそのページを開いたときだけだ。
気合いで一度追い越しても、来月また同じ順番に戻る。
相手のいない作業は、相手のいる仕事に勝てない。
更新する日を先に決めてしまう
だから、順番を変える。空いたらやる、ではなく、出す日を先に置く。
例えば、このように決めてしまう。
「毎月月初に、実績を最低でも1件は必ずアップすること」
月に一件。決めているのは数と期限だけで、何を載せるかは決めていない。先に枠があるから、そこに入れるものを探すことになる。
終わった案件から順に足す、という決め方もある。ただ、案件が終わる日には、たいてい次の案件が始まっている。動かないのはカレンダーだけだ。
この連載も同じ回し方をしている。毎週月曜の朝7時に出す。LINEの連載は毎週火曜の朝8時に出す。どちらも、中身より先に日が決まっている。
さらには、決めても忘れてしまうのが人間なので、実行を確実なものにするために、私はこのような対策をとっている。
- Googleカレンダーに毎週、毎月のデフォルトルーティンとして登録しておく
- 同時に手元のアナログカレンダーにも記載しておく
- その際に番号を振って、そのアクションに対するカウントを重ねる。飛ばすことへの予防策となる
- 定期的に過去の積み重ねを見返すことで、満足感を得る(これ大事)
全部直さず一件だけ入れ替える
更新といっても、作り直す話ではない。全部を直そうとするから、手がつかない。
入れ替えるのは一件でいい。一番上に置くものだけ、いま動いている仕事に変える。古いものを消す必要はない。順番が変わるだけで、見え方は変わる。
足す場所も、毎回同じでいい。実績のページ、提案書の後半、会社案内の見開き、初めての相手に送るメール。足す場所が決まっていると、次に何をするかで迷わない。
入れ替わるのは実績だけではない。去年つくった説明が、いまやっている仕事と少しずつずれていく。一件足すときに、その一件と説明が合っているかどうかも見える。合わなくなっていたら、次に直すのは説明だ。
一件足すたびに、その仕事が何を解いたのかをもう一度書くことになる。手を動かすのは一件分だが、書いたものは残る。
一件だけなら、来月もできる。
次に載せる一件と出す日を決めてみる
むずかしいことは、しなくていい。
いま動いている仕事のなかから、次に載せる一件を選んでみてほしい。選んだら、それを足す日をカレンダーに入れる。来月のどこか一日で足りる。
一人で抱えなくてもいい。選ぶ人と、書く人と、ページに入れる人が違っていてもかまわない。決まっていないと止まるのは、誰が・いつ・どこに足すかの三つだ。
日付が入った瞬間に、その作業にも期限ができる。それだけで、相手のいない作業ではなくなる。
一番上が毎月入れ替わっていれば、いま動いていることは伝わる。
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連載「超翻訳 ── 伝えたいを、伝わるカタチに。」/毎週月曜、朝7時更新
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