記者が毎日受け取るプレスリリースは、数百本以上と言われています。読まれるのは、最初の数秒だけです。
タイトルで興味を持たれなければ、どれだけ良い内容でも、本文までたどり着きません。
記者は何を見ているのか
レイクルー株式会社が2025年1月17〜20日に実施した「メディア関係者のプレスリリース選定基準に関する実態調査」(プレスリリースを活用した記事作成に携わるメディア関係者332名対象/宣伝会議 AdverTimes. 掲載)によれば、記事化するプレスリリースを選ぶ際に最も重視する要素は、次の3つでした。
1. 話題性 ── 29.8%
2. 社会性・公共性 ── 26.5%
3. 新規性・独自性 ── 18.1%
出典:記事化されやすいプレスリリースの特徴は?「プレスリリース選定基準調査」|AdverTimes.(宣伝会議)
タイトルの数秒で、この3つのどれかを伝えられるかどうか。それが本文を読ませるかどうかを決めています。
広がるタイトル、4つの法則
3つの評価軸をタイトルに詰め込む書き方は、4つに整理できます。
1. 数字を入れる
「業界初」「〇〇%」「〇〇人」。数字は、話題性と新規性を一目で伝えます。
2. 社会と接続する
「〇〇問題を解決する」。読者個人だけでなく、社会文脈を背負う一行にします。
3. 意外性を出す
「なぜ〇〇なのに〇〇なのか」。前提と結論のギャップが、続きを読ませます。
4. 読者を主語にする
「〇〇な人のための〇〇」。自分の話だと思ってもらえた瞬間、記者は本文に進みます。
ダメなタイトル、良いタイトル
わかりやすい対比を、ふたつご紹介します。
× 「当社新サービスのご案内」
○ 「営業DXが進まない中小企業のための、社内浸透から始める新サービス」
× 「新商品を発売しました」
○ 「40代女性の “疲れ肌” を、寝ている間にケアする新美容液」
書き手にとっての情報量は、ほぼ同じです。ただ、読み手にとっての “自分ごと度” が、まったく違います。
SNSでも、noteでも、まったく同じ
この4つは、プレスリリース特有の話ではありません。
SNS投稿、noteタイトル、コラム、メール件名 ── どの発信でも、タイトルの数秒で “数字・社会・意外性・読者主語” のどれかが伝わっているかで、読まれる先が決まります。
自分の直近の発信タイトルを1つだけ選んで、この4つのどれかを足してリライトしてみる。今週の実装チャレンジはこれです。
今週の問い
「あなたが最近書いたタイトルで、一番気に入っているものは何ですか?」
ブランディング・経営の本質を実装する具体策を、毎週火曜朝8時にLINEで配信中です。


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