13本書いて、やっと入口に立った話|Proof over Promise

今朝7時、noteで「プルーフ・ブランディング(Proof over Promise.)」の連載第13本を公開しました。

今回は、13本を書いてきて確かめたことのまとめと、次の章に進むための宣言です。


この連載は、ずいぶん遠回りをしてきました。

アリストテレスは「信頼は語り手の人格に宿る」と言いました。孔子は「巧みな言葉を疑え」と言いました。ヤコブは「行いのともなわない信仰は死んでいる」と書きました。渋沢栄一は「論語と算盤」を、二宮尊徳は「至誠と実行」を。松下幸之助と稲盛和夫は、「動機」を問いました。中世の商人は帳簿で信用をつくり、武士は証文を退けて、名で言葉を担保しました。

場所も、時代も、立場も、バラバラです。いちばん離れたところで、2500年。それでも、全員が、同じことを言っていました。

言葉より、その後ろにある「やったこと」が、信頼をつくる。

そして、いまの生活者は、その通りに動いています

レビューと実物を見て、立派な謳い文句を素通りする。私はこれを「ジツ消費」と呼びました。「言うだけのパーパス」には、もう飽きられています。「パーパス疲れ」の話も書きました。

AIがどんな言葉でも一瞬で量産できるようになって、言葉の値段は下がりました。だから、言葉にある背景が、以前より見られています。

結論は、2500年前に出ていました。AIは、それを思い出させただけです。

ここまでが、この連載の前半13本で確かめてきたことです。この核は、たぶんこの先も変わりません。

その上で、ひとつ書いておきたいことがあります

ここまでの13本で確かめたのは、「言葉より、実(じつ)」ということでした。

でも、正直に言うと、それだけでは足りません。どれだけ実があっても、それが”伝わって”いなければ、無いのと同じです。いいものをつくっている会社ほど、ここでつまずいている傾向にあります。

先週、自分の本を読み返して気づいたのも、結局は同じことでした。答えは、どの企業ももうすでに持っています。ただ、伝わる形に、翻訳できていないだけでした。

 

だから、次章からは、テーマを一段進めます

「実」を、いちばん伝わるカタチに、どう変えるか。なぜ、いいものは”伝わらない”のか。その正体と、直し方を、これから掘っていきたいと思います。

そして、今週もこのコラムを通じてひとつだけ試すなら。あなたの会社が「いちばん伝えたいこと」を、社外の人に、一文で言ってみてください。きょとんとされたら、それでいい。まずはそここそが、本当の出発点です。

毎週月曜、朝7時更新。


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・Proof over Promise. マガジントップ
https://note.com/aloha_nagasawa/m/m0b1638139e48

・ドローンクリエイティブ研究所
https://alohabranding.com/drone/

・YouTube「Aloha Hiroki Nagasawa」
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