Hawaii Living | ハワイの現地小学校
ハワイの学校の何にびっくりしたかって、その造り。
いいんだか、悪いんだか、特に校門らしきものもなく、塀もありません。公園と隣接しているというか、公園と校庭の境がないというか、共有しているというか。どこからが校庭でどこからが公園か分かりません。
校舎も、日本のように大きな校舎の中に教室が並んでいるのではなく、オープンエアーの屋根だけの通路の両脇に教室が入っている平屋の建物がポンポンと並んで立っています。教室から出るとすぐに芝生という環境ですので、もちろん上履きがなく、教室へも土足で入ります。
1つのクラスには生徒が大体20人。日本よりも少し人数が少ない印象を受けました。
生徒の机も先生の方に向かって並んでいるわけではなく、4人ずつくらいが向かい合って座り、授業が行われます。
教室の前には黒板、ではなくて、ホワイトボード。このホワイトボードに先生がオペレーションするPCの画面も映る仕組みになっています。息子曰く、どうやら授業のほとんどはホワイトボードに映ったPCの画面を見て行われるらしいです。そう意味じゃ結構進んでいるような気がしますね。
毎日の宿題やスケジュール、提出物の期限など、色々な連絡事項が先生からメールで送られてきますし、学校からのお知らせも紙ではなくて、メールで送られてきます。しかもいろんな画像などが貼付けてあって、ちょっとしたメルマガになっているのには結構感心しました。
こちらでは共働きも多いからか、日本で言う学童のようなプログラムがあり、多くの子供たちが5時くらいまでカフェテリアか学校の敷地内で過ごします。学校の敷地と言っても、さっきも書いたように門も塀も何もない状態ですので、下手すれば子供がどっか行っちゃっても分からない、誰もが自由に出入りできる、そんな状態です。自由なような危険なような。
ワイキキやカハラなどの都心部の学校には塀があったような記憶があるので、治安がいいと言われるハワイカイという地域柄なのかも知れません。
校庭にはシロサギが何羽もいたり、プルメリアやジンジャーなどのハワイならではの植物が咲いています。転校してしばらくは、いちいちシロサギがいると感動して追いかけたりしていた息子も、今では当たり前の風景になったのか、全く反応しなくなりました。笑
プルメリアの木の下には、たくさんプルメリアの花が落ちていて、毎日息子を送迎する時になんとなく拾っては匂いを嗅いで、ステキな気分に酔うのが習慣になっていたりします。
先日、2年生の女の子がきれいなプルメリアを見つけて、私にくれたことがあって、何とも言えないステキな気持ちになりました。
子供は大人のように改めて「ステキな環境だなーー」とは思わないにしても、毎日当たり前のようにこの壮大な景色を見て、自然に囲まれたひろーーいグラウンドで遊んで、、という環境は本当にうらやましい限りです。