Hawaii Living – ハワイの図書館で Story Time
最近3歳の娘を連れて週に1回、車で15分くらいのところにある図書館で開かれるStory Timeに参加しています。Story Timeとは、日本で言ういわゆる読み聞かせの「おはなし会」のようなもの。もちろん英語で行われるので、Preschoolに行っていない娘にとっても英語に触れられる良い機会になっています。
いつも行っている図書館はショッピングセンターの敷地内にあって、駐車場もショッピングセンターと共有で広いし、とても便利。図書館が買い物ついでにちょっと寄れるロケーションにあるのも嬉しいところです。
Story Timeには1歳前の赤ちゃんから義務教育(Kindergarten)が始まる4歳前の子供まで来ていて、毎回結構にぎわっています。ベビーシッターが3、4人子供を連れて来ていたり、おじいちゃんおばあちゃんが孫を連れ来ていたりする姿もよく見かけます。お父さん率もかなり高くて、子連れイベントとしては、メジャーなイベントなのかも知れません。
時間は10:30から1時間程度で、図書館の奥の方にある小さな部屋で行われます。
部屋にはカラフルなかわいい座布団が敷き詰められていて、子供たちは靴を脱いでそこに座ったり、寝転がったり、かなりリラックスした感じでお話を聞きます。大人も座布団スペースの周りに並べられた椅子に座ってもいいし、子供と一緒に座布団に座ってもよくて、中には床に座りながら赤ちゃんに授乳しているお母さんもいたりして、かなりアットホームなリラックスした雰囲気です。毎回ベテランの女性司書がピックアップした本を3冊くらい読んでくれます。
こちらでは母親以外の女性をみんなAunty(おばさん)と親しみをこめて呼ぶのですが、いつも行っている図書館のAuntyは読み聞かせがとても上手で、子供たちも目をキラキラさせて聞き入っています。中にはもちろんつまらなそうに立ち歩いたりしている子もいますが、それもそれでまたよし、としてくれるあたたかい雰囲気があって、小さな子供をふたり連れて行く私にとってもとても居心地の良い場所です。
本を読んだ後は、みんなでアルファベットの歌を歌い、最後にちょっとしたクラフト(工作)をさせてくれる時間があります。大体その季節に合わせた簡単な工作をするのですが、サンクスギビングの時期には七面鳥の塗り絵をしたり、クリスマスの時期には紙でクリスマスツリーを作ってそこにシールをたくさん貼ったり。とても簡単な工作なので、小さな子供たちも喜んで仕上げられます。もちろん作ったものは持って帰って良いので、子供たちもとても喜びます。
工作が終わった順に三々五々帰って解散。そんなゆるい感じです。笑
ちょっとした工作ですが、子供たちにとっては達成感があるらしく、帰る前にAuntyに誇らしげに見せる姿はなんともかわいらしいです。
みんな大体Story Timeが終わった後、図書館の本を借りて行きます。
子供用の本が置いてあるスペースもとても広くて、かわいい机が並べてあったりして、子供たちが好きな本を自由に読んでいいようになっています。結構大きな声で子供が話していても大丈夫な雰囲気で、「しぃぃぃいい!」と子供を静かにさせなくちゃ、と焦っている人が誰もいないです。笑
図書館事情を少し話しますが、ハワイの図書館で本を借りるにはハワイ州の住民であることを証明することが必要です。ハワイ州のState IDか、ハワイの免許証があればいいのですが、まだIDがない場合、自分の名前と住所が記されている電気料金などの請求書や封筒などがその代わりとなります。
とても便利なのが、借りた本はすべてどこの図書館に返してもいいこと。つまり、借りた図書館と返す図書館が違っても大丈夫、という便利なシステムがあるんです。これは本当に便利。
日本人や日系の方がたくさん住んでいるハワイということもあり、大体どこの図書館にも日本語の本が置いてあります。ただ、基本的に寄付された本を置いてある程度の感じなので、数は少ないし、あまり期待しない方がいいかも知れません。
図書館で行われるイベントもとても多いです。
図書館の創立記念日やハロウィン、サンクスギビング、クリスマス・・。季節ごとに図書館で色々なイベントが行われます。
子供向けの映画も月一度無料で上映されたりするので(しかもスナック付き!)、チェックしてみてください。
本を借りるわけではないので、イベントに参加するだけなら、誰でも参加できますよ。
Story Timeは、アラモアナショッピングセンターやカハラモールの本屋さんでも行われているので、時間を合わせてちょっと寄ってみても楽しいかも。