ハワイ現地小学校の”Keiki Karnival” (2013)
ハワイの現地の小学校は、2週間の春休みに突入します。
休み前の最終日、日本の小学校のそれとは全く違い、校内でドネーションを兼ねたカーニバルを開催します。子供達もこの日を楽しみに、学校側と一緒になって色々なイベントに参加し、準備を進めます。
様々な手作り感あふれるゲームを子供達の手によって、そしてもう少し本格的な出しモノは親やボランティアによって運営されます。キッズ用のTatooが人気を集めていました。Tatooには日本語漢字の文字もあり、ちょっとした文化的メルティングポットをこんなところでも感じた入りします(笑
空気で膨らました大きな滑り台や遊具が校内に用意されています。子供達は5分遊ぶのに50セントを自分の持たされたお小遣いから支払います。これらも全て学校の新たな機材を購入するためのドネーションマネーになります。子供達はこうしている間にもお金の価値を考える様になっていきます。
その隣には、古き良きアメリカのカーニバルで見る様な出し物もありました。上級生が的となり、下級生達が濡れたスポンジを当てるゲームや、的に当てると上級生が水に落ちる仕組みの的当てゲームなど。一見、とってもアナログに見えるのだけど、子供達の笑顔を見ていると、とても健全なお祭り騒ぎの仕方だと思いました。
休みに入る前の堅苦しい校長の挨拶など勿論ありません(笑)ここでは校長が自ら綿飴を作って子供達に配ります!校長はほどんどの子供達の名前を把握しているみたいですし、子供達も大好きな綿飴を前に、自然と校長との会話が弾みます。
ハワイの学校は毎年こういった様々なイベントを通じてファンドレージングを行います。そして、その売上やドネーションを学校の運営にまわします。ハワイのパブリックスクールの運営には、商売感覚やPR力、エンターテインメントの力が必要なのだと改めて思いました。ある意味これは素晴らしい事です。
子供たちも、こう言った体験を通じで、色々な事を吸収し学んでいるようですね。