ハワイ移住時 なんでこんなにお金がかかるの? – ハワイはデポジット社会
ハワイは(アメリカ本土もそうかもしれないけれど)簡単に言うとデポジット社会です。
ハワイに住みはじめた最初のころは、このデポジットを要求される場面の多さに戸惑いを覚えました。ハワイ(というか米国は)移民の国といわれていながらも、実は新参者にとって、とっても厳しい仕組みになっているのです。
「デポジット(=保証金)」とは、分かりやすくいうと、日本の賃貸で言う「敷金」みたいなもの。
デポジット (deposit) とは、「保証金」と訳され、容器やサービスを利用する際に必要なカードなどを貸借する際に支払う「預かり金」のこと。使い捨て防止の観点から導入され、一般に、発行元に返却するとその支払った額が払い戻され、破損・紛失した場合には戻ってこない場合が多い。
出典:wikipedia
観光客としてハワイに訪れた場合も、レンタカーやホテルの予約にデポジットを要求されることが多々ありますが、実際生活をすることではじめて気が付く種類のデポジットが沢山あるのです。
例えば、車のローンの場合の頭金としてのデポジットはもちろんのこと、携帯の契約時にも必要です。活用する携帯キャリアーと、はじめて契約を交わす場合、デポジットを支払う必要があります。(iPhoneを購入し、米キャリアのVerisonと、初契約を結ぶ場合、一年分のデポジットとして400ドルを支払いました)
細かい話ですが、引越時にエレベーターを使用するにあたっても、管理会社にデポジットとして250ドルを要求されたりもしました。
中でも一番驚いたのは、電気代のデポジットでしょうか。家の電気をONにしてもらうのにHawaiin Electric Company(通称HECO)に1年分のデポジット=779ドルを要求されました。電気という生活インフラにデポジットがかかるのは日本では考えられないですよね。
これら諸々のデポジットは、支払いが滞った場合の保険となるわけですが、一年間支払い滞りなく行なえば、返金されます。
そして、とっても合理的に作られた仕組みだと再認識するのですが、返金の際には7〜8%程度(2013年年現在)の利子がプラスされて手元に戻ってくる仕組みとなっています。
とにかく、移住当初の費用は一年目にドカンーと重くのしかかってきます。
ハワイへの移住を考えているひとは、デポジット分の予算も余分に確保しておく必要がありますので、覚えておきましょう。