今日は午前中は脳内整理とアウトプット作り込み作業に専念。
ようやくここへきて日本オフィスの作業環境もある程度整い、早朝から気持ちよく仕事ができるペースができつつあります。
クリエイティブとは、つくづく「創造する環境を作り出す作業」だと思ったりします。
言い換えれば、システマチックに日々のルーティーンワークを淡々とこなすためにいかにしてそのハードルを下げることができるか?この修行の様な単調な作業を維持することこそがクリエイティビティの現れなのではないかな?と最近考えたりもします。
と、書いているうちに、ふと桜井章一の「感情を整える」(BOOKLOG全体はこちらから)の一節を思い出したので、引用しておきます。ちょっと直接的に繋がらないかもしれないけれど、こういう「感覚」に近いのだと思います。
面倒くさいことを進んで引き受けよ
人類が進歩とやらを遂げたのは、じつはこの面倒くさいと思う感情が鍵を握っているような気がする。
ところで、面倒をそうやってどんどん省いていけば、最終的に人は面倒くさいことから解放されるだろうか。残念ながらそうはいかないだろう。面倒をなくすことで、予想できない新たな別の面倒が生まれてくると私は思う。環境問題なんて、まさにその新たな面倒の最たるものだ。(中略)原発だって、電気を楽に供給してくれる便利なものと思っていたら、核燃料廃棄物が無害になる十万年後の人類にまで面倒をかけ続ける、厄介な代物であることが広く知れ渡ってしまった。
このように人間は、面倒くさいことから解放されたいと願いながら、もっと面倒なことにからめとられていくようなことを結果的にしているのだと思う。
私は反対に面倒なものに向かっていったほうが、面倒がなくなるという感覚をもって生きてきた。「面倒だな」と思いながら、面倒なものをわざわざ拾いにいくのが私の性分なのだ。
午前中に脳内を少しすっきりさせて、午後は外でのMTGに切り替えます。
脳の活性具合に合わせて体を動かすようにスケジューリングができた一日は、それだけでちょっと幸せになります。
まずは、新しく立ち上がるプラットフォームサービスのプロモ映像の演出MTG。
近年のデジタル化、ネット化、ソーシャル化に伴い、理解が難しいサービスや商品が世の中に増えました。一方、情報の受け手は、情報の選択肢が増えたことから「難しい」と感じたら、直ぐにその情報を排除し、次の情報に行ってしまうようになりました。
そんなコミュニケーション環境の中、僕に相談がくる仕事の一つの傾向として多いのは、これらサービスやブランドに関係する伝達するべき情報を、いかに分かりやすく、直感的に伝えられるように演出するか、という類いの内容です。この作業には、もちろん色々な手法があるのですが、いま取り組んでいる手法は、実に広く応用が効く手法なので、近々この手法をパッケージ化して、幅広く利用頂けるようにしていこうと考えています。(これはまた後日発表します)
打ち合わせでは、ディレクターの方とは、実に7、8年ぶりの再会。
こうして再び一緒に仕事ができるのは財産だとあらためて感じます。
その後は、場所を赤坂に移し、これまた新たなサービス立ち上げのMTGです。成功するサービスやビジネスを分析するには、多面的にその事象を捉える必要があります。性質の異なるパートナーとより多くの面を捉えつつも、根っこの部分で同じ目標を見いだせるとチームの結束は強くなります。
色々なモノが上っ面だけで動いてしまうことが多い中、いっきに深い次元で会話が成立することができる出逢いはやっぱり貴重です。今後どういう風に流れていくのかが非常に楽しみな出会いとなりました。感謝!
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