Book LOG | 有川浩の「三匹のおっさん」

 

有川浩の「三匹のおっさん」

有川浩の「三匹のおっさん」

 

有川浩の「三匹のおっさん」を読みました。

アロハゲストが持ってきてくれた一冊。

四月からドラマとして放送されるのですね。
全然知らなかった。

 

ドラマ

 

元気なお年寄りと孫が感情移入しやすいようなストーリーになっている本作がドラマ化されることを考えると、やっぱりこの中間年齢の人たちはもはやテレビを観ない世代なのでしょうね。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

「よっぽど無念だったんだろうなぁ、どうせ死ぬならおめえに気持ちをつたえときたかったてな。ちょうど来月が盆じゃねえか、冴えねえ小僧がおめえと釣り合うような見映えになって夢の一つも見に来たんだろうよ。化けてきたとは行ってやらずにおこうぜ」

 
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「富美子さんはさ、気持ちがシゲさんに向いてなかったから詐欺に引っかかったわけじゃないんだよ。俺、気持ちがシゲさんに向いてたから引っかかったんだと思う。富美子さんはずっと不安だったんだよ。シゲさんが今でもちゃんと自分を思ってくれているかどうか。シゲさんって雑で照れ屋じゃん、そしたら多分、女の子がほしいようなやさしい言葉とかあげてなかったんじゃないかなって空気で分かれよってタイプじゃん。でもさ、早苗ちゃんだったら、彼氏が言葉や態度で示してくれなかったら我慢できる?」

 
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「生徒に小動物を育てさせるのは情操教育であると伺いました。それなのに問題が起きたらさっさと手放してしまうというのは、子供たちに情操や責任感を育むうえでもマイナスになるのではありませんか?子供たちはあなたがたのそういう背中を見てどう思うでしょうな」

 
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閉じた輪の中で。
安全に正しく育てようとしながら何かが歪んでいく。
守るための閉鎖と守るための開放、世間はどちらが決めかねてその隙間から悪意の手が子供をつまんでいく − 悪意に染まった子ども達も犠牲者なのか。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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