クリエイティブCHECK | エスエス製薬の「カゼミル」ゴールド受賞

CREATIVE CHECK

本日のクリエイティブCHECKは、引き続きスパイクスアジアからデジタル部門ゴールド受賞作品、エスエス製薬の「カゼミル」をピックアップします。


http://www.ssp.co.jp/stac/#/japan

エスエス製薬の「カゼミル」は、一見、普通のtwitterを活用したプロモーションコンテンツに見えるのですが、実はこれは画期的な発明かもしれないのです。と言うのは、通常行われるマーケティング調査(質問に対して回答を集計するタイプの調査)ですと、被験者が質問されている時点ですでに身構えてしまっているため、結果、回答の信頼性が高くないのではないか?と疑問視され続けてきました。少し前になりますが、ニューロマーケティングに注目が集まっていたのもその流れの一つです。
(過去記事:ニューロマーケティング1ニューロマーケティング2

しかしソーシャルメディアが普及してくると、今度は自主的に発せられるクラウドのリアルな声に(質問に対する回答ではない意見に)傾聴し、これを自社のマーケティングに有効活用しようと言う流れに変わってきました。様々なつぶやきテーマの中でも、自分の体調に関するつぶやきは比較的多いことに着目し「風邪」を題材にした、言うならば「クラウド傾聴型コンテンツ」が今回誕生した訳です。

風邪は人から人へ感染していきますから、風邪に関するつぶやきを場所セグメントで可視化していけば、薬品のロジスティクスの観点からみても最適化が図れると言うことになります。まさにtwitterのノイズを、貴重な情報に変化させることに成功したわけですね。

今後は日本だけでなく、世界展開していくとのこと。

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