BookLOG 273|箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」 BOOK LOG

 

箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

 

箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」を読んだ。

ちょっと間が空いてしまったが、booklogの再開。
休んでいたbooklogを再開したくなるきっかけになった猛烈な熱量を含んだ一冊。
ヒット連発の裏にある、狂気にも似た行動力を垣間見ることができる。

なぜ、箕輪さんが編集した本から同じ匂いがするのかがわかり納得。
もっと彼の本を読んでみたいと思わせる。
確かに「無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる」

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

世は「働き方改革」。
多くの企業では、徹夜して働きたくても、強制的に休まされる。
「クオリティーにこだわりたくても、自分の能力をあげたくても、休めと言われて働けないのがつらい」とテレビ局や広告代理店の人間からよく聞く。
もちろん過労死などは問題だが、好きで仕事をすることすら制限されてしまう世の中はすこしおかしい。がむしゃらに猛烈に夢中になって初めて触れられる世界の真実がある。
オンラインサロンはメンバーを雇用しているわけではないから「働き方改革」とは無縁だ。お金を払って好きで働いているから労働時間など関係ない。

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副業禁止が話題だが副業とは本来、会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐことにならなければ意味がない。

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しかし、そこで思ったのは「今すぐネットカフェを探してミクシィ日記を書かなきゃ」。こんな面白い体験をしたのだ。一刻も早く旅行記を書き殴り、日本の友人たちに読ませたい。下手すれば殺されていたかもしれないのに、僕の脳内は「この体験を誰かに伝えたい」と言う衝動で疼いていた。恐怖より高揚感が勝っていた。

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はっきりって悪ふざけのバカ企画だった。しかし全力でやり切った。思いっきりバット振れば、熱狂は伝播する。バカにして笑っていた人たちも次第に巻き込まれていく。無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる。

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僕ははっきり言った。「お前がやる意味ないと思っているならここが別れ道だ。意味がないことを知りながら上司のために仕事をすることは真面目でも何でもない。むしろ不真面目だ。代案を考えて『意味ない』と言ってこい。疑問に思ったことを飲み込んで、言われた通りに仕事をする。そんな無難な道を3回歩いたら二度とこっちに戻ってこれなくなるぞ」

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しかし呼ばれているはずのホリエモンの姿がない。二次会でホリエモンと合流するなり僕のネクタイを引っ張り言った。
「だせえ格好すんなよ。媚びんなよ。俺はドレスコードある時点で断ったぞ」

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すると今度は、僕は編集者というよりもプロデューサーに近いかもしれないと考え、「月5万円であなたの商品をプロデュースします」とツイッターに書き込んだ。一件でも来たらいいなと思っていたけど、何十件もの問い合わせが来た。全部は受けられないから単価を上げていた。今では1時間50万円になっている。ついには埼玉に住んでいた時と比べて月収は20倍近く上がった。

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しかし人間は感情の生き物だ。いくら金で貢献していても生意気な人間には誰も協力しないむしろ反感を買う。

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公務員ならいざ子知らず、一般の民間企業が社業規則で副業禁止するのは、意味が分からない。法律ではそんな事はどこにも定められていない。会社が社員の人生を丸ごと面倒みてくれるわけでもない。会社なんて給料をいきなり下げることもあれば、リストラする可能性もある、いつ潰れるか分からない。そんな不確かな組織に、就業時間以外のプライベートの時間まで縛る権利は権利があるわけがない。

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「自分の名を刻むまでが仕事だ」

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そして気づいた。これって俺自身がインフルエンサーになれば最強なんじゃないだろうか。物が溢れる時代。もはや物を選ぶこと自体に疲れる。自分が信頼する人のおススメを選ぶようになるのは時代の必然だ。インフルエンサーの力はどんどん強くなるに決まっている。

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量量量!

表面張力ギリギリまでがんばっていたコップの水がザーッと外に溢れたあと、本当の能力が開発される。

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熱狂に出会うための自然消滅のススメ

企画の提案が来たり、それこそ飲み会や旅行のお誘いでもいい。何か声がかかった時、「やりたい」「行きたい」という言葉を禁句にする。そして「やります」「行きます」と言うようにするのだ。これだけ行動の量とスピードが飛躍的に上がる。

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「やりたいです」「考えます」などと言っている悠長なヤツに黄金の果実は降ってこない。だれもそんな人間に渾身の企画を提案しようとは思わない。この企画は誰に相談しようと考えたときに、すぐに頭に思い浮かぶ存在でなければ編集者としては失格だ。

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こうして1冊の本を世に出した時点で、今までの僕は死んだも当然だと思っている。自分の経験やノーハウを被ったり、本にしたりした時点でもう、腐り始めている。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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