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インバウンドを狙ったホテル。コロナで一時期どうなるかと思ったけど、ちゃんと建って、営業を開始しているらしい。
よかったよかった。
今回のネーミングは、「小さなCOZYなインバウンド向けホテル」と聞いていたので、そのコンセプトを体現したネーミングを50案くらい提案した。
そこからクライアントが気になった文言をさらに転がして、最終的に「IKOI HOTEL TOKYO」になっていくのだけど、実は、転がす前の原型のネーミングがちょっと可愛くて、気に入っていた。その名も「いこい STAY」。
最初は、「いこい=憩い=くつろぎの空間」+ HOTELではなく「STAY」という用語を持ってくることで、和と洋のワーディングで韻を踏んだものだった。
クライアント的には、これも気に入ってもらえたのだけど、最終的には、インバウンドのお客さんのことを思うと、やっぱり一般的な「HOTEL」としたい、ということで「STAY」が置き換えられ「IKOI HOTEL」になった。
その後、これでは少々インパクトが薄い、ということで、所在地都市のTOKYOを追加して「IKOI HOTEL TOKYO」で確定された。
そんなネーミング開発の流れ。
ネーミングは、これから生き続けていく対象物に意思を吹き込む作業。
今回は、一見、とても一般的な印象本ネーミング開発になったのだけど、重要なのは、一歩づつビジョンを共有しながら、言葉を紡ぎ出し、提示していくこと。
そんなことを改めて感じさせてくれた仕事でした。
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