司馬遼太郎の「竜馬がゆく」

先日の図書係の戦利品、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(文春文庫)を読み返すこと3回目。
一時幕末にはまり幕末の志士にまつわる書籍を読み漁った時期があったのだけど、結局これに戻ってしまう。
やっぱり面白い。司馬遼太郎の描き方もやっぱり素晴らしい。

司馬遼太郎と坂本竜馬がまるで同じ時代に生きながら、隣で一緒に生活してきたかの様な印象すら受ける。ものすごい取材力もあるのだろうけれど、少ない情報から空想して人物像を作り上げていく構成のプロセス(所謂キャラクターデザイン力)の賜物なのかもしれない、とも思う。

当時TwitterやらFacebookがあって、これらの履歴が残っていたらさぞ面白いのだろうなー。もしかしたら逆にキャラクターを作り上げる隙間がなくなってしまって、逆に面白くなくなっちゃうのかな?と勝手に想像してみる。

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