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箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

 

箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」を読んだ。

ちょっと間が空いてしまったが、booklogの再開。
休んでいたbooklogを再開したくなるきっかけになった猛烈な熱量を含んだ一冊。
ヒット連発の裏にある、狂気にも似た行動力を垣間見ることができる。

なぜ、箕輪さんが編集した本から同じ匂いがするのかがわかり納得。
もっと彼の本を読んでみたいと思わせる。
確かに「無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる」

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

世は「働き方改革」。
多くの企業では、徹夜して働きたくても、強制的に休まされる。
「クオリティーにこだわりたくても、自分の能力をあげたくても、休めと言われて働けないのがつらい」とテレビ局や広告代理店の人間からよく聞く。
もちろん過労死などは問題だが、好きで仕事をすることすら制限されてしまう世の中はすこしおかしい。がむしゃらに猛烈に夢中になって初めて触れられる世界の真実がある。
オンラインサロンはメンバーを雇用しているわけではないから「働き方改革」とは無縁だ。お金を払って好きで働いているから労働時間など関係ない。

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副業禁止が話題だが副業とは本来、会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐことにならなければ意味がない。

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しかし、そこで思ったのは「今すぐネットカフェを探してミクシィ日記を書かなきゃ」。こんな面白い体験をしたのだ。一刻も早く旅行記を書き殴り、日本の友人たちに読ませたい。下手すれば殺されていたかもしれないのに、僕の脳内は「この体験を誰かに伝えたい」と言う衝動で疼いていた。恐怖より高揚感が勝っていた。

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はっきりって悪ふざけのバカ企画だった。しかし全力でやり切った。思いっきりバット振れば、熱狂は伝播する。バカにして笑っていた人たちも次第に巻き込まれていく。無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる。

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僕ははっきり言った。「お前がやる意味ないと思っているならここが別れ道だ。意味がないことを知りながら上司のために仕事をすることは真面目でも何でもない。むしろ不真面目だ。代案を考えて『意味ない』と言ってこい。疑問に思ったことを飲み込んで、言われた通りに仕事をする。そんな無難な道を3回歩いたら二度とこっちに戻ってこれなくなるぞ」

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しかし呼ばれているはずのホリエモンの姿がない。二次会でホリエモンと合流するなり僕のネクタイを引っ張り言った。
「だせえ格好すんなよ。媚びんなよ。俺はドレスコードある時点で断ったぞ」

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すると今度は、僕は編集者というよりもプロデューサーに近いかもしれないと考え、「月5万円であなたの商品をプロデュースします」とツイッターに書き込んだ。一件でも来たらいいなと思っていたけど、何十件もの問い合わせが来た。全部は受けられないから単価を上げていた。今では1時間50万円になっている。ついには埼玉に住んでいた時と比べて月収は20倍近く上がった。

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しかし人間は感情の生き物だ。いくら金で貢献していても生意気な人間には誰も協力しないむしろ反感を買う。

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公務員ならいざ子知らず、一般の民間企業が社業規則で副業禁止するのは、意味が分からない。法律ではそんな事はどこにも定められていない。会社が社員の人生を丸ごと面倒みてくれるわけでもない。会社なんて給料をいきなり下げることもあれば、リストラする可能性もある、いつ潰れるか分からない。そんな不確かな組織に、就業時間以外のプライベートの時間まで縛る権利は権利があるわけがない。

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「自分の名を刻むまでが仕事だ」

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そして気づいた。これって俺自身がインフルエンサーになれば最強なんじゃないだろうか。物が溢れる時代。もはや物を選ぶこと自体に疲れる。自分が信頼する人のおススメを選ぶようになるのは時代の必然だ。インフルエンサーの力はどんどん強くなるに決まっている。

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量量量!

表面張力ギリギリまでがんばっていたコップの水がザーッと外に溢れたあと、本当の能力が開発される。

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熱狂に出会うための自然消滅のススメ

企画の提案が来たり、それこそ飲み会や旅行のお誘いでもいい。何か声がかかった時、「やりたい」「行きたい」という言葉を禁句にする。そして「やります」「行きます」と言うようにするのだ。これだけ行動の量とスピードが飛躍的に上がる。

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「やりたいです」「考えます」などと言っている悠長なヤツに黄金の果実は降ってこない。だれもそんな人間に渾身の企画を提案しようとは思わない。この企画は誰に相談しようと考えたときに、すぐに頭に思い浮かぶ存在でなければ編集者としては失格だ。

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こうして1冊の本を世に出した時点で、今までの僕は死んだも当然だと思っている。自分の経験やノーハウを被ったり、本にしたりした時点でもう、腐り始めている。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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*Amazonへのリンク→ 箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

» BOOK LOG一覧はこちら
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西野亮廣の「革命のファンファーレ」

 

2018年のベストセラーから今年の3発目! 3/52

西野亮廣の「革命のファンファーレ」を読みました。

 

この本を読む上で、そして、キングコング西野さんを理解する上で、最初の時点でしっかりとインプットしておきたい前置きが二つあると感じた。

これをインプットなしに、炎上しているようなコメントから入り、この西野さんを表面的に理解したつもりでいると、大きな勘違いにつながってしまう。それではあまりにも勿体無い。この人は、そんな小さな次元で動いてはいないからだ。

では、事前にちゃんと読んでおきたいその前置きとは、何か。
それは「はじめに」に書いてある、この2点だ。

 

 

動物であろうと、植物であろうと、いつの世でも種として優秀なのは「年下」で、これは抗いようのない自然界のルールだ。

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革命のファンファーレは鳴った。
農業革命よりも、産業革命よりも、大きな革命が、よりによって僕らの時代を直撃した。情報革命だ。
インターネットより、距離や時間の壁がなくなった。
当然、距離や時間に結びついていたいくつかの仕事もなくなる。加えてロボット技術もグイグイ伸びてきている。
ものの売り方が変わり、働き方が変わり、お金の形が変わり、常識が変わり、道徳が変わっていく。超高速回転で。

そして残念なことに、経験したことを僕らに教えてくれる存在であったハズの親や先生は、この革命を経験していない。
たとえば、あなたの親は、あんたにこんなことを言うだろう。
「好きなことをして生きていけるほど、世の中はあまくない」と。
親世代の常識は「お金=ストレスの対価」だ。

(中略)

ここからは、「好きなことを仕事かするしか道が残されていない」時代だ。
多くの親や先生は、この変化をとらえていない。
彼らは、この大波の乗り越え方を知らないのだ。

 

 

この「はじめに」に書かれている2点は、つまりは本全体のベースとなるコンセプトだ。ここを明確にしておくことで、その後の作者の溢れるように流れてくる経験談や物事に対するインサイト、発見を説明する文書がスーッと入ってくるようになる。

アイデアを最初にカタチにしていく人は、どんなに上手にそれを説明しても、必ずどこかで誤解が生じてしまう。周囲にとっては、それはいままで見たことなものだから、自分が想像できる範囲を超えてしまうのだ。でも、だからといって、そこに屈してはいけない。自分が見えているものを、見えていない人からの影響で、止めてしまうのはナンセンスだ。それはいつの時代も同じだ。

西野さんには、これからもドンドン実験的な企画を実行に移し、そこから得た経験をシェアしていってほしいと思った。

僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

肩書きを変える程度のことで炎上してしまう(「肩書きは一つに絞れ」という)世間の風潮が、職業に寿命がやってくる、これからの時代を生きる上で極めて危険

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売れている作品が更に売れる理由の一つは、売れている作品がニュースにしやすい数字を持っているからだ。

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現代でモノを売るなら、当然、現代人の動きを読まなければならない。
・どこで寝泊まりしているのか?
・何にお金を使っているか?
・1日のスケジュールはどうなっているか?
・1日に何時間スマホを見ているか?
・どこでスマホを見ているか?
・スマホを使う際、親指はどの方向に動かしているか?目はどの方向に動かしているか?

ーーー

結論、やるしかない。
何があろうと、自分に時間を使うしかない。
指が変形するまでペンを握るしかない。
無料公開が常識となった今、実力が可視化されるようになった今、一番の広告は「作品のクオリティを上げること」だ。

ーーー

これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。

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広告の連鎖

広告を作る時は、自分の手から離れても尚、こういった「広告の連鎖」が自然発生する基盤を作ることが大切だ。

(中略)

これからの時代は、このセカンドクリエイターのクリエイター心をいかに揺さぶるか。いかに「作ってみたいな」と思わせるか。
そこがヒットの鍵になってくる。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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佐藤雅彦の「ヘンテコノミクス」

 

2018年のベストセラーから今年の二発目! 2/52

佐藤雅彦の「ヘンテコノミクス」 を読みました。

 

これまた、僕が地球上で大尊敬するクリエイティブな方の一人、佐藤雅彦さんの本から。
今回は「行動経済学」に対して、人間のとる不可解な行動を「ヘンテコノミクス」と称して、その行動経済をまんがで表現した一冊。

とてもわかりやすい上に、勉強になりました!

以下、全部書き出すと到底キリがないので、ごく一部だけ、気になった箇所を紹介。
僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

報酬が動機を阻害する
アンダーマイニング効果

好きでしていた行動(内発的動機)に、
報酬(外発的動機)を与えられることによって
やる気がなくなってしまう現象のことを、
「土台を壊す・弱体化させる」
という意味の言葉です。

ーーー

基準が判断に影響を及ぼす
アンカリング効果

私たちは、同じ価値の同じ商品でも
基準となる情報に左右されて
価値の大小を判断してしまうことがあります。

このような非合理的な判断をしてしまうことを、
行動経済学では基準をアンカー(錨)にたとえて
「アンカリング効果」と呼んでいます。

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代表性ヒューリスティック

私たちは様々な物語を見聞きした時に、
既に抱いているイメージに囚われて
偏った判断をしてしまうことがあります。
このような心のはたらきを、
行動経済学では
「代表性ヒューリスティック」
と呼んでいます

*本書では、この説明を文字だけの漫画で表現。
 かなり秀逸でした。

 

佐藤雅彦の「ヘンテコノミクス」1

 

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プライミング効果

私たちは、事前に与えらる情報によって、
同じものをみても、解釈がガラリと
変わってしまうことがあります。
このような現象を心理学では
「ブライミング効果」と呼んでいます。

*本書では、この説明を漫画を2回読ますことで表現。
 これまた秀逸でした。

 

佐藤雅彦の「ヘンテコノミクス」2

 

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近い将来の変化の方が、
遠い将来の変化に比べて大きいと感じてしまう心理傾向のことを
行動経済学では「双曲割引」と呼んでいます。

 

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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浜口隆則と村尾隆介の「だれかに話したくなる小さな会社」

 
浜口隆則と村尾隆介の「だれかに話したくなる小さな会社」を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

会社自体が価値を持つ時代

「ブランドを目指す」と一度決めたら、「会社全体の価値を上げる」という仕事を、経営者は徹底していく必要があります。ブランド会社には、会社全体に「価値」があります。価値があるからこそ、ファンがいるのです。

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たとえば、コカ・コーラというブランドの空気は、その貸借対照表に、なんと約7兆円という額で計上されています。小さな会社のブランド価値も、同じように無形資産として評価されるときが、もうすぐくるかもしれません。そこまでいかなくとも、小さな会社も「会社自体に価値があること」が問われる時代になってきています。

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ブランディングとは、今現在「外向きになっている会社の矢印」を、一つずつ内向きにして行く作業です。そのブランドづくりが進むにつれ、会社には引力のようなものが備わっていきます。すべてが向こうから集まってくるような引力を手にいれれば、会社の経営は、とてもラクで、楽しいものになってきます。

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専門家宣言をしよう

ブランドを構築するには近道があります。
それは「新しいカテゴリーをつくる」という方法です。

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現代人である私たちが1日に接する情報量は、「江戸時代に生きた人が一生に得る情報量と同じ」という話がありますが、そんな情報社会において、私たちがつくったネーミングを「お客様の頭に残す」という作業は、決して簡単なことではありません。「好きだから」「耳当たりが良いから」で、オシャレなカタカナの名前をつけるのではなく、そこには受け手の心理を考え抜いた配慮が必要です。

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ロゴのアイデア

残念なニュースです。記憶の研究(エビングハウスの忘却曲線)で、人は24時間以内に覚えたことの約8割を忘れることがわかりました。これは、私たちが、どんなに良いホームページをつくっても、パンフレットをつくっても、それは24時間以内に8割が忘れられてしまうということです。

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ザ・リッツ・カールトン・ホテルのクレド

We Are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen.
「紳士淑女におもてなしするわれわれもまた紳士淑女です」

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「10%しか伝わってない」のなら、一つのことをキチンと伝え、理解してもらうために、同じことを「最低10回は伝えないといけない」ということになります。

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利益を上げることから逃げ、安易な値下げを繰り返すようなビジネスを行なってしまうと、永遠に「ビジネスの力」が身につきません。また、そこで働くスタッフにも値下げ体質が蔓延してしまい、スキルが高いビジネスパーソンを育てることができなくなります。

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「子供は、公園のどこで遊ぶのか?」という研究でわかったことがあります。それは、子供はジャングルジムで遊びたいから、もしくは砂場で遊びたいから、そこへ行くのではないということです。子供は、公園の中で遊ぶ「いちばん楽しそうなグループ」を探してその話に加わる傾向にあるのです。

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経営の三輪車

一つ目は、「売り物をつくる力」です。商品開発力です。
これは会社として、商品やサービスを作る力、もしくは価値ある商品・サービスを選んだり、仕入れたいるる力です。

二つ目は、「売り物を売る力」です。商品・サービスを販売する営業力や、市場に伝えて行くための伝達力、コミュニケーション力が、この中に含まれます。

三つ目の力は、「管理する力」です。会社組織には、人材・在庫・金銭関連など、管理すべきものが幾つもありますが、それらをマネジメントする力が、この管理力です。

この三つの力が、会社にバランス良く備わって、初めて経営は上手くいきます。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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浜口隆則と村尾隆介の「だれかに話したくなる小さな会社」
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ダ・ビンチニュースに、「思いが伝わる! 心を動かす! アイデアを 「カタチ」にする技術」を紹介していただきました!

 

アイデアをカタチにする技術 長澤宏樹 ダ・ビンチ

 

» ダ・ビンチ

 

この部分をピックアップいただき、記事にしてもらえるのは驚きでした。
作品の取り上げ箇所がメディアによって異なるのは実に興味深いです。
ありがとうございました!

 

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