Book LOG | 心屋仁之助の「好きなことだけして生きていく。」

 

心屋仁之助の「好きなことだけして生きていく。」

心屋仁之助の「好きなことだけして生きていく。」

 

心屋仁之助の「好きなことだけして生きていく。」を読みました。

カウンセリングを終えて立ち寄った本屋で、僕に猛烈にアピールしてきた一冊。
心屋さんの本は好きで過去のものも読んできているのですが、一見非常識にも読み取れる著者の考え方は、実はとても核心を突いているのだと僕は思います。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

今までは、努力すればするだけ報われると思って努力をしてきたのですが、よく考えれば、報われることもあったし報われないことも当然ありました。報われないときには、こんなに努力した「のに」という不満が残ってしまいました。
そこで気づけばよかったのです。「努力=報われる」ではないことを。
そして、気づいたことは、「努力しない=報われる」だったということ。つまり、逆だったのです。

 
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頑張って報われるならば、すべての頑張っている人も報われるはずです。でも、そうとは限りません。逆に頑張りが足りないから認められない、のでもないのです。
実は、あなたがあなたの価値を認めていないのに、人があなたの価値を認めるわけがないのです。

 
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「大きく見せようと頑張っている人」と「自然体で楽しんでいる人」。
どっちに人は集まるでしょう?
僕だったら、楽しんでいる人のところへ行きます。だってそちらのほうが楽しそうだし、いいことが起きそうだから

 
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もちろん、下りのエスカレーターでも一生懸命上がれば、上に上がれます。
でも上がっている最中に、ちょっとでも足を止めたら、スーっと下がっていってしまいます。
「あかん、休んだら下がってしまう」
また、必死に登り続ける。ずっと、休まず。
頑張っている人は、きっとそんな感じなんだろうなと思います。

 
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人の価値に差なんてありません。
だってつきつめれば、人はみんな素粒子でできているんですから。

 
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僕は思いを変えました。そんな「役に立つ自分」「頑張る」「我慢の自分」をやめて「もう好きなことだけしよう」と思うことにしました。
それだけの価値が自分にはあると思ったのです。そうしても「許される」ことにしたのです。
すると僕の周りに助けてくれる人がポツポツあらわれ始めました。
自分が勝手に「一人で」しなければいけないと思っていただけでした。

「自分が」というこの「が」をなくしたとたん、「他力」がわっと集まってきます。
でも「他力」が信じられないと自分「が」を捨てられないので、「他力」が増えません。そして「自分」が信じられないから「他力」を頼れないのです。
自分「が」が増えると、「他力」が減る。
自分「が」を減らすと、「他力」が増える。

簡単なバランスゲームですね。

 
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ビジネスクラスとファーストクラスに乗る人の違い

ビジネスクラスの運賃ぐらいなら「自力」で頑張れば、何とか乗れます。
ビジネスクラスにいる人たちの多くは「自力」で頑張っている人たちです。
頑張っている人たちなので、飛行機を待つラウンジの中でも多くの人たちが仕事をしていたと言います。
パソコンを開いたり、書類に目を通したり。

でもファーストクラスにいる人たちは違います。
隣に座った人とにこやかに会話をし、ワインや食事を楽しみ、ゆったり新聞を読む。

頑張れば、何とかビジネスクラスまでは行ける気がします。
でも自力だけではファーストクラスには行けません。自力で頑張るのをやめると、とたんに行けなくなる。
ファーストクラスの人たちは自力で頑張らない人たちです。
頑張らずに、「他力」を使っているのです。人を信用しているのです。

そうしないとファーストクラスの域にまで突き抜けないのです。

 
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僕が思い切り楽しむことや僕が勇気を出して好きなことをすることが誰かの背中を押して、人生の道を開くからです。

 
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だから頑張って自分の価値を上げようとしなくても、「私はもう価値がある」「私は素晴らしい」と決めてみませんか
そう決めれば、私は存在しているだけでもう価値を提供しているのだから、それに対する豊かさは受け取って当然ということになります。「価値=役に立つ」ではないのです。

 
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豊かさを受け取ると「ウンコ」もやってくる

おいしいフランス料理をたくさん食べたら、ウンコがたくさん出ます。
ウンコがしたくなかったら、おいしいフランス料理を食べなければいい。
それだけの話です。
いっぱいたたかれたということは、いっぱい好きなことをして、いっぱいの豊かさを受け取ったという証拠。
ウンコはなくてはならないものなのです。

ウンコは臭いけれど、それがあったからといって死にはしません。
臭いな、と思ったら、横によけて蓋をしておけばいいんです。そのうち肥やしになります。

 
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自分の心の中の世界を変えることが先です。
罪悪感を捨てるのが先。
すると妄想がなくなって、嫌な人間が本当にいなくなる。
この仕組みに早く気づいてほしいと思います。

 
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今信じていることをやめて、信じられないことを信じてみる

自分はダメだと思っている人に、すごいことは起きません。起きても気づきません。
「何の才能もない。取り柄もない。魅力もない」と自分を卑下している人間に、人が、すごい仕事を持ってきたり、すごいチャンスをあげようともしませんし、たまにされても拒否してしまう。
でも「自分はすごい」「自分には才能も、徳も、魅力もある」と思っていれば、それにふさわしい出来事や結果が起こり始め、自分でも、自分は本当はすごいんだ、という気になってきます。

だからまずは自分の心の中の世界、つまり「前提」を変えてみる。
自分はすごい人「ということ」にしてしまうのです。
そして、自分はすごい人間だから、頑張らない。
頑張らなくていい。
人に任せていい。
我慢しない。
好きなことだけしていい。
嫌なことはやめる。

気づいたら、好きなことだけして生きている人になっています。

 
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自分を妬むような人から好かれるような人になる必要はありません。

世の中の半分は立派な人だけど、あとの半分はくだらない人。
これでバランスがとれているのだそうです。
だから、世の中の半分の人から嫌われるような立派な人になりなさい
、と。

そういう人たちからは早く嫌われて、早く見捨てられ、早く愛想を尽かされないと、自分もいつまでも彼らと同じ場所にいることになってしまいます。
自分を非難する人から、少しでも早く遠ざかる。避難する、戦わない。
物理的に遠ざかれないときでも、心の中では相手を消してしまう。すると相手が変化するのです。

相手を消すということは世界中を敵に回したとしても、自分が自分の味方をするということです。
その覚悟をしていると、今まで気づかなかった味方が見えてきます。

 
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理由はないけど、やっぱり好き。
「やっぱり」がつくものは本当に好きなものです。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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