こちらハワイのスーパーには、結構「Organic」と書いてあるものが並んでいます。
でも、「ほんとは農薬バリバリで、化学調味料もたっくさん入ってて、着色しまくってんでしょ。何をもってオーガニックと言ってるのかわかりゃしない」って思っていました。
で、よく見かける「USDA ORGANIC」というマークのことを調べてみたら、いやー、ちゃんとしていました。驚きです!
USDAとはアメリカの農務省のことで、United States Department of Agricultureの略称。農務省が認定したオーガニック食品にこのマークがついているというわけです。
このマークを取得するための規定は結構厳しくて、農作物については3年以上農薬を使っていないことや遺伝子操作などが行われていないことなどが、畜産物については3世代前から100%オーガニックの飼料を与えていることなどが条件で、認定された後も毎年査察が行われているそうです。
日本にも有機JASマークっていうのがありますが、なんとなく徹底していない、というか、浸透していないのが実情だと思います。「有機JAS」のために生産者が余計な負担がかかることをよしとしない風潮や、それぞれが独自に基準を決めていて、それを守っていれば有機と言っていいような風潮があるような気がします。
私も日本にいたときは、有機JASマークのものを探す、というよりは、独自できちんと取り組んでいるように見える会社を選んで食品を買っていました。それに比べて、ここハワイ(アメリカ)ではこのUSDA ORGANICマークが非常に浸透している印象を受けます。野菜、肉、卵はもちろん、牛乳や赤ちゃん用のミルク、お菓子にまで。
真っ赤、とか、真っ青、とかの着色料バリバリのお菓子と並んで置いてある様は、ちょっと滑稽だけど、気にする人はこのマークを探して買えばいいのだから、とっても分かりやすいです。
消費者にシンプルな選択肢を与えてくれる、そんな何ともアメリカらしい合理的なシステムは非常にいい!と思います。
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