本日のクリエイティブCHECKは、ジョブスの引退を受け、1984にオンエアされた「Apple’s Macintosh」のコマーシャルをあらためてピックアップします。
1984 Apple’s Macintosh Commercial
ジョージ・オーウェルの小説「1984」をモチーフに、スーパーボール用に映像化された1分尺のTVCM。ご存知の通り「1984」は、オーウェルが1948年に執筆した反全体主義のバイブル的作品。3つの超大国によって分割統治された未来。その中で独裁組織と言語・思想の規制、最終的な裏切りと洗脳を二人の男女を軸に描く。CMでの独裁者は、米IBM社を象徴。パソコンに支配されない未来を描くマッキントッシュ。当時の、広告代理店は、米Chiat/Day社。監督は、「ブレードランナー」、「ブラック・レイン」、「グラディエーター」のリドリー・スコット。
どんなに近代化しても、組織と個人のあり方は永遠の課題なのだと思います。だからこそ、苦悩しながらもしっかりと個人にスポットを当て続ける作品、商品は、いつの時代に見ても深いところで共感するのだと思います。それにしてもオーウェンが「1948」の中で表す、党が掲げる3つのキーワードは、今の時代でも当てはまるのでドキッとしちゃいます。・戦争は平和(WAR IS PEACE)・自由は屈従(FREEDOM IS SLAVERY)・無知は力(IGNORANCE IS STRENGTH)
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