池澤夏樹の「カイマナヒラの家」

マイバイブルの一冊、池澤夏樹の「カイマナヒラの家 (集英社文庫)」を読み直す。

本の構成を意識して読むと、以前とは大分印象が変わってくる。
・ショートストーリーの集合体としての構成
・カイマナヒラの家が、物語を串刺しするモチーフ。
・家に集まる仲間語りが個別のショートストーリーとなる。
・芝田満之の写真が全体に共通したイメージを醸成するのに貢献。

1)イントロ的ショートショート:ロビンが語る飛行機の話
2)ロビンと僕の出会い(説明的)→家登場。
3)家:ロビン、サム、ジェニー登場。家にまつわる背景の話
4)ジェニーと恋愛、冷蔵庫のストーリー
5)ロビンが語るドライレイクのショートストーリー
6)サムの話。ロビンとの関係。ホテルの幽霊の話
7)ジェニーのBFウィンドサーファーの語り(マインド)
8)お春さんの視点、語り
9)レラとの別れシーン(アロハの精神)
10)ジェニーを慕ってきたドジな少年。
11)1年ぶりのハワイ。ロビン父親になっている(長目)
12)エンディング:ジェニーから手紙。家を出る。

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