Book LOG | 今野敏の「最前線」

 

今野敏の「最前線」

 


今野敏の「最前線」
を読みました。

 

久しぶりの今野敏の東京湾臨海署安積班シリーズ

男気溢れる作品
ところどころに気になるフレーズが散りばめられている

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

村雨はただ優秀なだけなのだ。ただそれだけだ・・・。
事件のあらましを読んで、暗澹とした気分になった。被害者と高野たちのグループは過去に何の関わりもなかった。

 
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「子供を遊園地に連れて行ったり、旅行に連れて行ったりするのは大切かもしれない。でも、もっと大切な父親の役割ってあると思う。それを最近の父親は果たしていない」
「何だ、それは」
「生き様をみせること」

 
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竹の塚署ができて、綾瀬・西新井署が楽になったかというと、実はそうでもないといいう話を、桜井は聞いていた。どういうわけか、警察署が増えると犯罪もまた増える。つまり、それまで手が回らなかった犯罪が表面化してくるわけだ。警察官の仕事は、増やそうと思えばいくらでも増えるのだ。

 
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「そんなに大変ですか?」
「一日で嫌になった」
大橋は言った。「二日で、ここは地獄だと思った。三日で辞めようと思った。だが、一週間いると慣れてきた。人間というのはおそろしものだな。一ヶ月が過ぎると、他の部署が退屈そうに見えてきた」

 
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もしかしたら、演技なのかもしれないと、安積はときどき思う。彼はある時期、振る舞いをテレビドラマや映画から学んだのかもしれない。
彼の反応はときに、大げさで類型的だ。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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