はらだみずきの「サッカーボーイズ」を読みました。
子供の本棚から
サッカー少年を子供に持つ親にも読んで欲しい一冊。
読みながら、10箇所くらい、ウルっとくるシーンがありました。
スポーツに夢中になる子供の視点を思い出させてくれました。
以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。
それでも琢磨たちはマイペース、コーチの言葉はろくに聞かない。注意されてもまた繰り返す。大人をやり込めるこんな琢磨を見ていると、涼介はクスクスとお笑いがこみあげてきた。
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いつからだろう。サッカーが、変わってしまったようなきがする・・・。
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口調は穏やかだったが、ごまかすことを許そうとしない響きが、言葉のどこかにあった。
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「続けてみろよ。簡単にボールをはたいたり、後ろにもどしたりするのは、俺みたいな歳になってやればいい。自分でわかるまで、ドリブルをしてみろよ。そうすれば、突破すべきとき、簡単にプレーすべきときは、自然とわかるようになる」
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遼介たちは、練習中でも、峯岸監督から笑ってプレーをするな、と注意されることがあった。だからそんなふうにいわれても、なんて答えてよいのかわからなかった。オレンジ色のビブスは、気持ちよさそうにひらひらと春の風に揺れていた。
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いくらベンチで「しっかりトラップしろ!」と怒鳴ったところで、その技術が選手に備わっていなければ、できるわけがない、という当然のことに木暮は気づいていた。
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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。
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