百田尚樹の「海賊とよばれた男」(上)を読みました。
アツい!幾度となく涙がこぼれ落ちました。
2013年の第10回本屋大賞、百田尚樹による歴史経済小説。
主人公は、出光興産の創業者の出光佐三がモデル。
2016年に映画化作品が公開予定だそうです。
これは読んだ方がいい一冊。
おすすめです
以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。
社員たちの体がかすかに揺れた。
「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからといって、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」
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「昨日まで日本人は戦う国民であったが、今日からは平和を愛する国民になる。しかし、これが日本の真の姿である。これこそ大国民の襟度である。日本は必ずや再び立ち上がる。世界は再び驚倒するであろう」
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日本は一刻も早く主権を取り戻し、独立を勝ち取らねばならない。それこそ鐡造の悲願であった。
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「無実の者に罪をかぶせて、恥ずかしくないのか。君らは神を信じるというが、その神に恥じることはないのか」
飯田が震えながらさらに伝えると、後方にいた上役らしき男が椅子を立って、鐡造たちのほうにやってきた。
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甲賀ははっとした。戦争に負けて占領軍に統治されてから、自分たちはいつのまにかGHQを君主のように思っていたのではあるまいかと思うと、自分たちの不明さを恥じた。しかし、店主は違う。統治はされていても、精神的には常に対等であったのだ。
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鐡造は立ち上がって武知に握手を求めた。61歳とは思えぬ力強い手だった。
「今日から、君はぼくの家族だ」
その瞬間、武知の体は喜びで震えた。
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今日まで雌伏した店員たちよ。わが国岡商店はついに翼を得た。これからは龍が天に向けて翔け上がる
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「怒る必要がありますか」八重は食器を下げながら言った。「あなたがそれほどの人と見込んでのことでしょう」
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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。
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