福井晴敏の「平成関東大震災」

今手がけているブランディング案件の勉強のために、福井晴敏の「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」を読む。

本書は2006年の作品。この後に起こる東北大震災を彷彿とさせる描写が随所にあり。
リアルなシミュレーションデータを元に描かれた7部構成のフィクションと、その間にキーワードを紐解いた7つのコラムで構成されている、言わば震災と防災を啓蒙を目的に描かれた一冊だ。

気になったキーワードは以下の通り。

・1981年に建築基準法が改訂され、耐震基準が厳しくなった。
・(本書の時点で)耐震基準を満たしていない住居は全体の約25%で1150万戸。
・首都圏に建つマンションのおよそ三割にあたる83万戸が耐震基準を満たしていない。
・都の想定では、地震が起きた時に都内にいる人は約1144万人。
・このうち392万人が帰宅困難者となる。
・沖積層は地震の揺れを増幅しやすい地盤。
・いくら建物自体の耐震補強をしても、地盤が脆ければ意味がない。
・「地震に関する地域危険度測定調査報告書」

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