佐藤雅彦の「新しい分かり方」

 

2018年のベストセラーから! まずは、今年の一発目! 1/52

佐藤雅彦の「新しい分かり方」 を読みました。

 

僕が地球上で大尊敬するクリエイティブな方の一人、佐藤雅彦さん。
電通時代の「ポリンキー」や「バザールでござーる」から「ピタゴラスイッチ」や、短編映画「KINO」、そして書籍では「プチ哲学」や「毎月新聞」など、どれも僕の中の企画欲を強烈に刺激する作品だった。いまだにちょくちょく見返すことも多い。

そんな、佐藤雅彦さんが、10年かけて作り上げたのがこの本、「新しい分かり方」だ。

面白くないはずがない!

ということで早速、貪るように読んだ。

今回もやっぱり最高に、企画欲のツボを押されまくった。

以下、全部書き出すと到底キリがないので、ごく一部だけ、気になった箇所を紹介。
僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

わからないけれど
なぜか興味を惹かれるもの。
人はそんなものに出会うと
それを解釈しようと
自分の中に 新しい体系を作り始める。

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目次
1)そのようにしか見えない
2)分かるとうれしい
3)本というメディア
4)分かると分からないの間
5)自分の中の出来事
6)たてなき着想
7)新しい分かり方

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あみだくじが重複しない理由

概念を分かってもらうために、紐で実体化した。現実を理解するために概念かすることもあれば、概念を理解するために現実を利用することもある。

 

amida

 

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キャプションの位置の違いは何をもたらすか。

(コピーは同じでもキャプションの位置によって意味合いが変わってくる)

 

キャプション1

キャプション2

キャプション3

 

*映像を作る上で直感的に分かっていたものの、こうやって定義されたことはいまでなかった。

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自分の仕業

何かに自分の指が及んでいると、自分が何かを為したことに繋がり、もう他人事ではなく自分事になってしまうのだ。

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同じ情報、違う価値

「コミュニケーション」の定義は、情報を移動させることによって、意味の共有を図ること。

であるが、私たちは受け手に自分と同じ解釈基準を期待して、情報を送っていることが多い。
しかし、基本的に、受け手の置かれている状況は自分とはことなり、別の解釈基準を持っている可能性は決して少なくない。それが、世の中に蔓延するディスコミュニケーションの要因であろう。

 

onoff

 

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象嵌(ぞうがん)

私は、表現を作る時には、いきなり表現に入るのではなく、どう作ったらかっこういいもの・面白いもの・かわいいものができるかということを、まず考える。別の言葉にすると、手法をまず考えるのである。この時には、ある質感の中に別の質感のものが嵌っていると、それだけで感心が生まれるということを意識していた。「ある質感の中に別の質感がある」ということは、何も、私の発想ではまったくない。
日本では、そんな手法が古えからあった。「象嵌」である。象嵌とは、工芸技法のひとつで、ある一つの素材に異質の素材を嵌め込む手法で、例えば、漆器に貝殻を入れ込む螺鈿などもその一種である。それを、現代的にデザインに取り入れたのが、ガルピスの原稿であった。

ーーー

この書籍には、「こんなことが自分に分かるんだ」とか「人間はこんな分かり方をしてしまうのか」というようなことを分かるための機会をたくさん入れようと構想しました。そういう意味で、本のタイトルを「新しい分かり方」としました。

ご自分の中で起こる稀有な表象やまったく新しい表象を確認してみてください。

 

momiji

 

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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