泉優二の「サンセットビーチ」を読む。
以下ネタバレ注意。プロット分析
主人公19歳トオル。ノースショアの海を眺めている。
・徐々に明かされる。サーフィンしないが波のエキスパートでありシェーパー
・6歳年上の腹違いの兄が波に乗る。=ノースのトップサーファー
・二人の関係が明確になる
・家にて、二人の会話からライバルサミーとの関係が明かされる。
故父と形見のバイク。またがって彼女エミに会いにいく。
いつものデイブの店へ(この店が情報の語らいの場=情報伝達拠点)
・デイブは、後ほどトオルのサーフィンの先生になる。
・ここでの会話で周辺人物の紹介が一気にクリアになる(P14)
エミが来年ボードセーリングでプロになる、ハワイを離れる決意を聞かされる。
→トオル決心、明日からサーフィンを始める(成長のきっかけ)
翌日から特訓。初日はひどい目に。
その後デイブの店に行く
・デイブかあらジム兄の悪い噂。(伏線1)
帰宅。兄がハイ&金を持って帰宅。
・形見のバイクを売ったと勘違いし、喧嘩。(家族背景の描写)
トオル、デイブの店にバイクを取りに。(語り再び)
・デイブからサーフィンより、ダートレース(バイク)出場の提案。
・結局、デイブはトオルのサーフィンの先生になる。
ある日、兄の彼女シャーがODで死ぬ。
・兄の部屋からコークと鉄砲発見。
・エミ、トオル、デイブが証拠隠滅。1万ドル分のコーク。
デイブの店で、ノースの大会の祝賀会。ジム不在。
シャーの葬式、サミーはいるが、ジム不在。
(ここまではサミーが良いやつと勘違い)
エミの家で、デイブとトオルと語り(ここが少し強引な印象)
・エミの夢、ハワイの狭さ、シャーの死の謎、デイブのコーチ、トオル上達。
トオル、サミーの家でボードシェープの打ち合わせ。違和感を感じる。
・帰り薬付けのパトリシアに遭遇。
・ジムが売ってくれなくなったと嘆く。状況理解(実はこれも誤解)
エミとサミーの家の違和感について話す。エミの父がリサーチすることに。
・エミのボードをトオルが作ることになる。
後日
・サミーの家は借金まみれなことが判明。(トオルの直感は正しかった)
*その借金返済の為に麻薬を売っていたことも何となく気がつく。
・ジムは失踪。元締めのマフィやに追われている。
・兄の為にバイクレースで勝って借金返済を目論むトオル。
・パトリシアにジムが売らなくなった(正確にはパトリシアの彼氏に)
その後、パトリシアはサミーとくっついたことが発覚。(ここでトオル確信)
バイクレイースで勝つ。終盤ズルをして勝つ。(分かるような分からないような)
・その賭け金の1万ドルをサミーを通じでマフィアに渡すように依頼する。
一件落着の印象。
・店にてジムがパスタをつくる。意外と上手い。
・エミ、ウィンドでチューブにトライする宣言。
・トオルの特訓も続いている。上達している。
・パトリシアが例の1万ドルを持って店に現れる。サミーの差し金。受け取らず。
・パトリシアにジムは売っていなかった。
・ジムがコークを売ったのは、最初はサミーを助ける為だった。
・シャーをコーク漬けにしたのは、サミーだった。
・わだかまりが解ける、兄妹の仲が戻る。
しかし、エミから白血病にかかったことを告白される。
・でも闘病中にチューブをメイクすることを誓う。
・ジム、デイブ、トオルが手伝う。トオルのシェープしたボード。
・1発目メイク。女性初。2発目。体力の限界。溺れるが助かる。
・その後治療でハワイを離れる。
クリスマス。デイブの店。デイブもハワイを離れる決心。
・店をジムに譲るつもりだが、ジム現れず。
・ジムとサミーが喧嘩。ジムは足を負傷。大会で勝てない体に。
1年後、ノースの大会ではサミー対トオル。
・エミは既に亡くなっている。
・勝ちだけにこだわらない、サーファーに生まれ変わっているトオル。
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