クリエイティブCHECK | 東日本大震災復興支援プロジェクト「All You Need Is Love」

本日のクリエイティブCHECKでは、坂本龍一と小林武史が中心となってスタートした東日本大震災復興支援プロジェクト“JAPAN UNITED with MUSIC”と「All You Need Is Love」をピックアップします。

今回のプロジェクトは、「日本を代表する30名のアーティストがレーベル/プロダクションの壁を越えて共鳴し、無償でレコーディングに集い、ザ・ビートルズ「All You Need Is Love」をカヴァー」といったもの。楽曲のCD発売日は3月7日、着うたフル(R)配信は既にスタートしている模様です。

http://youtu.be/-Bx_PeXmmRk

ご存知「All You Need Is Love」は、1967年7月にビートルズが発表した15枚目のオリジナル・シングル曲。その裏には、世界で初めて宇宙通信衛星を使って31ヵ国で同時放送が行われた楽曲だったり、これがきっかけでジョンがヒッピーに崇められていったりする訳なのですね~。

私の様なアラフォー世代からすると、ミスチルの桜井+小林武史と言われるだけで一気に興味を持っちゃいます(個人的な感想 笑)。これに加え、ビートルズのリアルタイム世代(定年ちょっと前の企業で言う大ボス世代)をも同時に取り込んだ、絶妙なターゲティングがこのプロジェクトのキャスティングにあると思いました。キャスティングの大切さは、このブログで過去にも書いてきましたね。(過去記事:ハリウッド版「ドラゴンボール」江崎グリコ「あ、大人になってる」

また、事務所等の垣根を越えて大きな目的の為に集結しアウトプットを出す、と言うのは、もう一つの今年のクリエイティブの傾向になると思います。

垣根を越えた音楽チャリティー活動で言うといち早く広告で実施したサントリーグループの「SUNTORY CHANNEL」(過去記事:11年04月07日)がありました。

最近では、紅白にも出場した、猪苗代湖ズ 『I love you & I need you ふくしま』。この背景にもまた、音楽のみならずメディアとしても垣根を越えた伝説チャリティーライブイベント風とロックSUPER野馬追実行委員会「LIVE福島」がありました。(過去記事:11年09月12日

日本の政治と経済が低迷続けるなか、せめてクリエイティブの世界だけでも積極的に垣根を越えて世の中を良い方向に変えていかないといけないですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました