山田眞の「ディズニーランド流心理学 人とお金が集まるからくり」

山田眞の「ディズニーランド流心理学 人とお金が集まるからくり」を読む。
新たに作る施設のブランディングの為に再読。

今回、参考になりそう&気になったポイントは以下の通り。

・異質環境(感動的な別世界体験が味わえる空間)を生み出すために、東京ディズニーランドには、四つのキーワードがある。
 「青空」・「テーマ」・「音」・「遮断」

・東京ディズニーランドは、七つのテーマによってエリアが分けられている。
「一つのテーマと時代性を持った風景しか存在しない」というこだわりが貫かれている。

・音とテーマの融合性は、東京ディズニーシーではさらに際立っている。
入場ゲート周辺から響いてくるのは、拡張高いシンフォニーで、これからの心弾む時間を予感させてくれる。そして20世紀初頭の南欧をモチーフにしたメディテレーニアンハーバーのエリアでは、より情感深いメロティが流れてくる。目の前に広がるハーバーの壮観さに圧倒されているゲストを、さらに一歩、夢のリゾートの世界へと引き込んでいくのだ。

・「リピーターをつくる」心理作戦とは?
1)いかに「期待」させるか=時間的、空間的に日常から遮断する
2)いかに「集中」させるか=「観る」、「聴く」だけでなく「参加させる」
3)以下に「感動」させるか=「一度では体験しきれない、楽しみきれない」と予感させる 
 この3つが合わさったとき、人はリピーターとなる。

・東京ディズニーランドでは、ゲストの時間感覚を奪うためにどんなからくりを用意しているのか。
1)「癒し」の時間、「癒し」の空間
2)異種の「刺激」、異種の「世界」
3)「予感・想像」を裏切る
4)肉体的に疲れさせない
5)じらす
6)出会い・会話・笑い
7)「ビッグイベント」が夜にある
8)「いつでも帰れる」という安心感

・お客様は「物」ではなく「楽しい思い出」を買いたがっている。

・「つい(お土産を)買いたくなる」心理
1)「出口」に必ずお店がある:思い出、追体験、感動を買ってもらう
2)店内に「統一感」がある:時代、物語、テーマを明確にし、買いやすい気分になってもらう
3)「同じ商品」が他店にない:ここでしか買えない、今しか買えないという心理効果を高める
4)値段、商品に「異種の刺激」がある:品揃え、雰囲気に変化をつけて「見る+選ぶ」会館を高める 
5)「人に買う物」「自分に買う物」がわかりやすい:誰のために買う商品かがハッキリしているので買いやすい

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