齋藤智裕の「KAGERO」と渡辺淳一の「鈍感力」

齋藤智裕の「KAGERO」渡辺淳一の「鈍感力」を読む。

齋藤智裕の「KAGERO」は、ポプラ社小説大賞を受賞後、色々批判的なコメントが多かったが、個人的にはとっても良く書かれていると思ったし、面白かった。死(自殺)に直面してから一風変わった経験を通じて成長して行く描写は、森絵都の「カラフル」を思い出させる感じがするが、ドナーと言う切り口はちょと新鮮だった。

一方渡辺淳一の「鈍感力」は、情報をうまくキュレーションし、コピー力で購買を引き付けた印象を受ける。鈍感力と言う言葉を作り、このマーケットを可視化したことはスゴイことではあるが、これはマーケッターとしての評価と言う印象。

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