那須正幹の「ズッコケ三人組ハワイに行く」

子供のために日本から送ってきてもらった、那須正幹の「ズッコケ三人組ハワイに行く」を読む。ロングランシリーズの「ズッコケ三人組」は、那須正幹原作の児童文学シリーズ。懐かしい人も多いのではないでしょうか?

プロットは、中国地方にある町である稲穂県ミドリ市花山町。3人の小学6年生、ハチベエ(八谷良平)・ハカセ(山中正太郎)・モーちゃん(奥田三吉)を中心に様々なストーリーが展開されています。1976年に「ずっこけ三銃士」として学習研究社の「6年の学習」で連載をスタートした作品だそうです。

今回の僕が手にした「ズッコケ三人組ハワイに行く」は、彼らがガム会社のキャンペーンに応募して見事ハワイ旅行を獲得するところから話がスタート。途中、パスポートやその取得方法が小学生に分かるように説明されていたり、ハワイ到着後もその歴史が勉強できるような構成になっています。子供が楽しめるように冒険やちょっとした恋愛の要素も入っているのがミソですね。

読んでいて気になった箇所が2つありました。

一つは、ハチベエが偶然出会うことになるコオリナ地域一体にホテルや土地を所有する大富豪について。ストーリー上は夢物語のように描かれていますが、実は(名前こそ違うものの)、コオリナ地域の土地を所有していた大富豪の日本人は、本当に存在するのです。しかも、僕はこの方をメンターに、ある期間この大富豪の元で弟子入りしていました。話を読みながら、なんだかその偶然に驚き、笑ってしまいました。最近でこそ、アウラニ・ディズニー・リゾート&スパができて注目をあびるている地域ですが、発売当時の2002年であれば、やはりハワイと言えばワイキキ。作者はリサーチしてこれを書いたのでしょうか?それともたまたまの偶然なのでしょうか?気になります(笑)

そしてもう一つ気になったところは、ハチベエのお土産です。ハワイから持ち帰ったお土産が溶岩のかけらということになってるのですが、これは良い子のみなさんは真似しない方がいいですね〜。ハワイの溶岩をハワイから持ち帰ると不幸がふりかかるといわれていて、毎年これを持ち帰った観光客から、やっぱり返しますと郵送で送られてくる事例が多発しているのです。これはハワイでは良く知られていることなので、気をつけましょう〜。

余談ですが、主人公の28年後を描いた作品、「ズッコケ中年三人組」も出ているみたいですね。更には「ズッコケ中年三人組age41」「ズッコケ中年三人組age43」なんかもあるみたいです(笑)早速注文してみました。

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