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森絵都の「いつかパラソルの下で」

森絵都の「いつかパラソルの下で」 (角川文庫)を読む。 以下ネタバレ注意=ストーリー分析 厳格な父の元で育った主人公、野々25歳女性。 ・恋人の達郎と野々の不思議な性生活の描写。 ・父の一周忌の打ち合わせで実家に...
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桜井亜美の「イノセントワールド」

桜井亜美の「イノセントワールド」 (幻冬舎文庫)を読む。 うーん、未成年のセックスとバイオレンスと、ドラッグと諸々・・・。 正直なところ全く共感できない上に、こう言う世界が存在する(するのか分からないけど)と言うこと自体をあ...
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品川ヒロシの「ドロップ」

品川ヒロシの「ドロップ」を読む。 ついつい作者の顔を想像しながら読んでしまうのだけど、それが作品にプラスの影響を与えている。品川ヒロシを知らない人が読んだらどう感じるのだろう?そこまで高い評価を得る事はできないような気がしない...
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森絵都の「ゴールド・フィッシュ」

森絵都の「ゴールド・フィッシュ 」(角川文庫)を読む。 中三の主人公の受験、周囲の夢と現実。 あこがれ像との対峙。そして、等身大の理解者と悟った人間。 ストーリーは基礎的なプロットで成り立っているものの、無駄にストーリーを...
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田口ランディ「モザイク」

田口ランディの「モザイク」を読む。 田口ランディの「アンテナ 」、田口ランディの「コンセント」に続く三部作の完結編。個人的に前2作がかなりのヒットだっただけに「モザイク」は、期待しすぎていたのか、不完全燃焼に終わった印象。(過...
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田口ランディ「アンテナ」

田口ランディの「アンテナ 」(幻冬舎文庫)を読む。前作の「コンセント」が女性的シャーマニズムであれば、「アンテナ」は男性的なそれだ。内面の問題→無意識の中での繋がり→気付き→解放。表現は全く異なるものの、実は宮部みゆき「おそろし 三...
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東野圭吾「禁断の魔術」

東野圭吾「禁断の魔術」を読む。東野圭吾の作品はほとんど読む事がないのだけど、ハワイに遊びに来た人がおいていってくれたので早速読む。やはり、読みやすい作品、それだけにあまり引っかかるものなし、と言う印象。 BOOK LOG一覧は...
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宮部みゆき「おそろし 三島屋変調百物語事始」

宮部みゆきの「おそろし 三島屋変調百物語事始」を読む。 429頁の長編。5部構成。 第一部のタイトルであり、ストーリーを繋ぐ一つのモチーフにもなっている「曼珠沙華」に着眼したことが実に興味深い。これで作品の半分が見えたんじゃ...
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宮部みゆき「名もなき毒」

宮部みゆきの「名もなき毒」を読む。 この500頁弱の長編を読んでいる間、正直ちょっと気分がブルーになった。一読者として、自分の感情を作者に完全に振り回されてしまったと言える。 無差別殺人を犯した犯人に感情移入し、逆に感情のコント...
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湊かなえ「告白」

湊かなえの「告白」を読む。 5年前くらいだろうか?映画が結構話題になったことを記憶している。 本としては6部で構成されている。娘を生徒に殺された先生の視点から始まり、そのあとは生徒や生徒の母親の視点が4部続く。それぞれの部で主人...
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横山秀夫の「臨場」

横山秀夫の「臨場」を読む。 小説のスタイルとしてはミステリーの変形版と言うところだろうか? 8話の短編的なストーリーの中にそれぞれの主人公とドラマを構成しながら、最終検死官=倉石がストーリーの根幹で繋りを持ち、様々な難解な事件を死体...
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齋藤智裕の「KAGERO」と渡辺淳一の「鈍感力」

齋藤智裕の「KAGERO」と渡辺淳一の「鈍感力」を読む。 齋藤智裕の「KAGERO」は、ポプラ社小説大賞を受賞後、色々批判的なコメントが多かったが、個人的にはとっても良く書かれていると思ったし、面白かった。死(自殺)に直面してから一風...
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田口ランディの「コンセント」

田口ランディの「コンセント」を読む。 これは率直に面白かった。自分が過去に体を壊した時に歩んだ道と少々重なるところがあり、共感と言うか共鳴する感があった。何か自分に大きな変化が訪れる時(例えば死に匹敵する事態に直面した時)自分の前には...
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