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10年後の仕事図鑑

 

2018年のベストセラーから今年の13発目! 13/52
堀江貴文×落合陽一の「10年後の仕事図鑑」を読みました。

この本、かなり売れているみたいですね。どこへいっても平積みされてます。

堀江さんに加え、最近「現代の魔法使い」と言われている落合陽一さん。この二人を掛け算できれば、それは間違いなくヒットになる。そりゃそうだ?
でも、これぞ、言うは易し行なうは難しで、相当編集が大変だったんじゃないかな?と勝手に推測する。
ちなみに、本書の編集担当は、多根由希絵さん。僕も本を出版させてもらう際に、何度かやり取りをさせて頂いたことがあるのだけど、とても優秀でクラバーな方という印象。本書における彼女の功績もかなり大きいのではないかなと。

この本の基本コンセプトは、堀江さんや落合さんが普段から言っていることを「10年後の仕事図鑑」という切り口で一冊にまとめたもの。
その構成が実にうまい。対談ではなく、いちテーマごとにごとに交互に入れこむことで、お互いの伝えたいことをそれぞれ邪魔ぜずに、十分な時間をとって説明できる工夫がされている。

あとは、題名でもあるとおり、2章と3章では、それぞれ「なくなる仕事・変わる仕事」と「生まれる仕事・伸びる仕事」について、結構なページを割いて言及している。
しかし、次の瞬間、これに対して、「『なくなる仕事リスト』なんて血液型占いくらいの精度しかない」と言ってみたり、とにかく、発言が「自由」なのだ(笑)

その自由さももちろんあって、結果、読む価値のある素晴らしい本に仕上がっているのだけど、編集担当にとっては大変だったのだろうなあ、と、なんとなく思った次第。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

こうして社会システムが変化したことを鑑みれば、それまで我々が普通だとおもっているものは、大抵誰かが言い出した「発明」にすぎないことがわかる。「こんな職業になりたい」、あるいは「会社にいかなければならない」といった願望や感覚も、ある種の「発明」なのだ。
「普通」という擬態は一見社会にとって正しそうに見えるか、実は正しさ自体は更新され続ける発明だ。不正解ではないにせよ、「普遍」の意味で「普通」ではない。社会のあり方が変わるなら、普通を定義しなおした方がいい。

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くら寿司は、従来人がやっていたサービスの半分を機械がオートメーションで行い、人間は機械と機械の間に入る調整役になっている。

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「新しい仕事」で成功している人たちには、共通点がある。
一つ目は、まず「作業にハマっていること」だ。

自分でルールを作ることで、ものごとに没頭でき、好きになることができる。

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一番良くないのは、10年修行したこと自体を「ありがたがる」ことだ。「10年修行をして作った卵焼きなのだから、そこに価値がある」と思ってしまう。同様に、「苦労して何かの資格を取りました」というのも自分の中で「価値」だと思ってしまう。価値は、「苦労」したことにあるのではなく、ユーザーが決めるものだ。

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米国無人機協会という団体は、「ドローン市場規模は2025年までに米国内で820億ドルに達し、それによって10万人以上の雇用を生み出す」とも提唱している。

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戦後、所得倍増計画の一環として「持ち家信仰」が唱えられ始めた。所得倍増計画とは、池田勇人内閣政権下で実施された長期経済計画だ。これは実は非常に単純な仕組みで成り立っている。住宅が1棟売れると、資材や設備が売れ、大工には給料が入り、そのお金は生活費として使われるなどして、お金がどんどん世の中を駆け巡る。この経済波及効果があるため、特に住宅は効率よくお金が回ると考えられていた。ローンを使って家を建てさせれば、金は余すことなく世の中を回る。するとGDPが拡大していくというロジックだ。だから、国も民間もこぞって家を建てるように推奨した。

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近年、ボストンダイナミックスは、その骨格と油圧の伝達系を3Dプリンタによって一気に造り上げることに成功した。このことによって、組み立ての工数とパーツの数が劇的に減少され、強度と運動的な制約が大幅に改善された。大雑把にいうと、3Dプリンタで設計したものがそのままロボットになって出てきたようなものだ。

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未来を判断するために

僕の大好きな言葉に、思想家であるリチャード・バックミンスター・フラーの「自分の時間をより有効な探査的な投資に開放すれば、それは自分の富を増やすことになる」というものがある。この言葉は、万人に開かれた「未来」に対してのアービトラージ(裁定取引)を判断するために、今何をしていくべきかを常に考え続けることの大切さを説いている。

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9年間があっという間に陳腐化する時代

他人と違うことを恐れる必要は、もはやまったくないといえるだろう。むしろ他人と同じであることは競争以外の何物でもないのだ。同じ土俵でしのぎを削りあう「レッド・オーシャン」戦略は、これからの時代にそぐわない。もちろん、レッド・オーシャンの攻略はレバレッジが効き、もし寡占することができれば大きな利益を得られることは間違いないが、そのリスクテイクに関する議論は千差万別だ。

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よく若い人たちから「年金はもらえるんでしょうか」「今後の日本はどうなっていくんでしょうか」と質問を受けるが、すべての答えは「知らない」だ。
みんな問いが間違っている。あなたが問うべき対象は未来ではなく他でもない、「自分」だ。

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モチベーションを勝ちに落とし込むのに重要なのは、「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界70億人を相手にすること」「経済感覚」「世界は人間が回しているという意識」、そして「専門性」だ。専門性は、どんな小さいことでもいい。「自分にしかできないこと」は、他人から必要とされるのに十分な理由になる。ポジションを取り、他の誰でもない「個」の価値を叫ぶのだ。

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最後に、IBMの初代社長トーマス・J・ワトソンの言葉を贈ろう。
「不確かな持論を持つ思想家の道を辿れ。自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。率直に意見を述べ、変わり者のレッテルよりも、従順という汚名を恐れよ。そして、自分にとって重要に見える問題のために、立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ」

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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*Amazonへのリンク→ 堀江貴文×落合陽一の「10年後の仕事図鑑」

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有元葉子の「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」

 

2018年のベストセラーから今年の11発目! 11/52

有元葉子の「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」を読みました。

僕も(たまにですが)料理をします。
ただ、永遠のど素人なので、グックパッドを手放せないでいます。
がっつり、レシピ通りに作ります(笑)

つまり、いつもやっていることはこの本が目指す真逆のところなのですね。

 

最初の出だしの目的の部分からガツンときました。

作り方の流れや勘どころが頭に入ったら、もう、レシピはみないように、と。でないと、料理が「自分のもの」にならない。レシピはあくまでも参考書ですから、脇においておき、「作る自分」と「食材」が直接向き合うように。自分の頭と目と鼻と舌を使って、鍋の中と相談しながら作る。そうすると、ラクに自由に料理ができるようになります。

このコンセプトがしっかりと腹落した僕にとって、この本は、かなりの勢いで刺さりました。
料理写真もかなり洗練されているので、読みながらお腹がぐーぐー鳴ってしまうのが辛いですが、読めば読むほど料理を作りたくなる、そんな一冊となりました。

また、調理をする前の食材の手入れの仕方、この辺の一手間のくわえ方はとても大事なのだなーと再認識。本を読んで以来、この一手間を加えるようになりましたよ!

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。
とはいえ、興味がわいた人は、ぜひ手に取って読んでくださいね。

 

 

作り方の流れや勘どころが頭に入ったら、もう、レシピはみないように、と。でないと、料理が「自分のもの」にならない。レシピはあくまでも参考書ですから、脇においておき、「作る自分」と「食材」が直接向き合うように。自分の頭と目と鼻と舌を使って、鍋の中と相談しながら作る。そうすると、ラクに自由に料理ができるようになります。

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野菜を炒める・野菜と炒める

料理をする前に野菜を水にたっぷり吸わせて、土にはえていたときの状態に戻してあげます。

野菜を鍋の中に置く。そして広げる。混ぜることはしません。ヘラで、野菜の上下をサッと返すだけ。

肉と炒め合わせるときは、肉を炒めて味をつける。そこへ野菜を入れて、野菜にはほとんど味をつけません。

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野菜を揚げる

揚げ物は家庭料理において、とても便利な調理法です。とくに野菜は、揚げることで甘みが増して、驚くほどおいしくなる。
家で揚げれば、酸化していない油を使えるのでヘルシーです。また、場合によっては炒めるよりも揚げたほうが素材は油を吸わず、さっぱりと食べられたりします。

油は、料理の「材料」ととらえて、良質なものを惜しみなく使ってください。

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本当になんでもかき揚げになりますよ。玉ねぎでも長ネギでも、キャベツでも、春菊でも、おいもでお、にんじんの葉っぱも、キャベツの外葉やセロリの葉だって、かき揚げにするとおいしく食べられます。

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じゃがいもを塩分いん浸ける。熱湯で5分ゆでる。それから揚げると、感動のポテトフライができます。

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ドレッシングは一般的に油3対ビネガー1の割合といわれていますが、目安として覚えておくといいですね。でもこれはワインビネガーをつかう場合であって、日本の米酢を使うときは、この分量では酸味が足りない。まろやかでおいしい米酢をサラダにつかうこともよくありますが、その場合は私は油と米酢を半々にして入れていきます。

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肉を焼く

鶏肉は塩をして、ひと晩おき、余分な水分を出す。これで、ブロいらーも地鶏の味に。

鶏肉、とくにもも肉は筋肉のかたまりです。よく見ていただくとわかるのですが、筋肉の一本一本に膜がかかっています。この筋膜に包丁の先で切り目を入れて切ってから焼かないと、肉が縮んでしまうのです。

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魚を焼く

鍋の中で煮汁を作ります。汁の量は魚が半分浸かる程度が目安。少なくてもいけませんが、あまりにもたっぷりで魚が泳ぐようでも具合がよくないです。
酒(と水を同量くらい)、しょうゆ、みりんもしくはメープルシロップ。これが煮付けの基本調味料です。

塩水にひと晩浸けて戻すと、冷凍えびもプリプリに。揚げる前は、よく水気を拭く。えびで大事なのは、それだけ。

 

 

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川村元気「四月になれば彼女は」

 

2018年のベストセラーから今年の10発目! 10/52

川村元気の「四月になれば彼女は」を読みました。

初版発行は、2016年11月とちょっと前ですが、気になったので手にしました。

ヒットメーカの川村元気さんは、それこそ最近では、『君の名は。』の企画・プロデュースが有名ですが、過去にも、様々なヒットを飛ばしている方なんです。
映画『電車男』『デトロイト・メタル・シティ』『モテキ』などを企画・プロデュースし、小説化としては、『世界から猫が消えたなら』で作家デビュー。その後に『億男』を発表し、今回の「四月になれば彼女は」が3作目だそうです。

川村さんの恋愛小説を今回はじめてじっくり読んだのですが、シーンの切り取り方と、場面転換がとても映像的だと思いました。

僕は、岩井俊二さんの小説も彼の映像と同様好きでたくさん読むのですが、川村さんの「四月になれば彼女は」にも同じ匂いを感じました。
表現方法は全くちがうのだけど、二人に共通する独特のなんというのか、活字から「映像で表現されたい感」がでているのです。
わかりにくいですかね?

でも、これにはちょっと驚きました。
活字からビジュアルが簡単に浮かんでくるんですね。
さすがだと思いました。

もう一つ、面白いと思ったのは、とあるキャラクターが言った印象的なセリフを別のキャラクターが引用して繰り返すことで、ストーリーの中で事実として根付かせていくような手法が2回ほど使われていたのですが、これがとても効果的なんですよね。
細かいですが、これまた新鮮な演出でした。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。
とはいえ、興味がわいた人は、ぜひ手に取って読んでくださいね。

 

 

ハルの顔が歪んだ。とても苦しそうに見えた。藤代はただその横顔を見つめていた。高層ビルの上空を飛ぶヘリコプターの音が遠まきに響いてくる。あれだけ騒がしかった渋谷の街が、彼女のために静かにしているような気がした。

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フォーカスが合っていない横顔。銀色の光が射しこむ電車のなかで、ドアの横に立ち、顔をくしゃくしゃにして笑っている。子供が歌っているようにも見える。いつのまに撮られたのだろうか。動揺し、鼓動の音が耳元に迫る。それは見たことがない、自分の笑顔だった。

ーーー

今思うと、友人に完全にしてやられたのだ。もともと子猫たちは、四人の引き取り手がついていて、藤代たちはあらかじめ最後に残った子猫と出会うことが定められていた。
なぜ彼が選ばれなかったのか。理由は単純だった。とにかく人みしりで、懐かない、はじめは抱かれることすら許さない子猫だった。けれども映画を見ているときだけはそばにやってきて、膝の上に乗った。人みしりで映画好きなこの子猫に、藤代は「ウディ・アレン」という名前をつけることを提案し、弥生は笑いながら賛同した。

ーーー

藤代はハルにとって、はじめての恋人となった。
その日から彼女は大好きなコーヒーが飲めなくなった。ぱたりと、突然飲めなくなった。見た目も、味も、すべて受け付けなくなってしまった。
「誰かを好きになると、好きなものをひとつ失うんですか?」

ーーー

ぜんぶ諦めてしまえば、時間の方が俺に合わせてくれるようになる。

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「誰かのことを心から愛している、と思えるのは一瞬だしね」
右手にハルの震える小さな手を感じて、手のひらを見つめる。あのとき、自分の手も震えていたことを覚えていなかった。

ーーー

「ほんとうに。でもあr、もともとキューブリックが撮る予定だったんだ」
「キューブリック?」
「ほら、『2001年宇宙の旅』の監督」
「へえ」
「キューブリックがつけていたタイトル知ってる?」
「なに?」
「ピノキオ。別に人工知能ってあたらしいアイデアでなくても、昔から同じような話を繰り返してきているだけなんだよ」

ーーー

「どうしてだろう。いま考えると、滞在を延ばすこともできました。でもあの頃の僕らは、いつでもまた来ることができると信じていた。いつでもこの恋愛が続くと、確信していたんです。なんの保証もないのに」

ーーー

「相変わらず厳しいねえ……そうじゃない人もいると思うけど」
「ほとんどの人の目標は愛されることであって、自分から愛すことではないんですよ」
「それは確かに」藤代は苦笑して続ける。「否定できない」
「それに、相手の気持ちにちょっとでも欠けているところがあると、愛情が足りない証拠だと思い込む。男性も女性も、自分の優しい行動や異性に気に入られたいという願望を、本物の愛と近藤しているんです」

ーーー

「生きているという実感は死に近くことによってハッキリしてくる。この絶対的な矛盾が日常のなかでカタチになったのが恋の正体だとボクは思う。人間は恋愛感情のなかで束の間、いま生きていると感じることができる」

ーーー

腹が痲痺し、嗚咽が漏れた。写真を手にしたまま、うずくまってしまって動けなくなった。いつかまた見に来ようね。ハルの声が耳元に迫る。苦しくて、悔しくて、仕方がなかった。けれども呻くことしかできなかった。酢酸の匂いが、その悲しみの輪郭をぼやけさせてくれるようで、藤代はしばらく暗室から出ることができなかった。

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「人は死ぬ、けれどもわたしたちのそばにいてくれる」老婆は言った。「わたしたちを生かしてくれている」

 

 

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吉野源三郎の「漫画 君たちはどう生きるか」

 

2018年のベストセラーから今年の9発目! 9/52

先日のBookLOG 263|吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」につづき、今度は、漫画版、吉野源三郎の「漫画 君たちはどう生きるか」を読みました。

 

小説版とは構成が若干異なっています。
漫画版では、小説でのクライマックス部分から入り、これの紐解きを行なっていく構成になっています。
全体を通して、より説明的になっている印象を受けました。

本来のターゲトである子供でもより手に取りやすくなったということですが、実際読んだ我が子に聞いてみると、一番読んでほしいキモとなる「おじさんのNOTE」部分は、がっつりスキップしていたようです。

子供の心情としては、漫画だけ読んで、活字で書かれている「おじさんのNOTE」は付録的なものなので読まなくてもいいでしょ?という印象の様です。これでは本末転等じゃないのかなあ?と (汗)

また、これはあくまでも個人的な感想ですが、やはり、この漫画版であっても、小説版で受けた印象と同じで、「果たしてこの本は、子供向けの本なのだろうか? それとも、子供に教育を施す大人向けの本なのだろうか?」という疑問は依然として拭い去れないままでした。

とはいえ、興味がわいた人は、ぜひ手に取って読んでくださいね。

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今泉忠明の「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」

 

2018年のベストセラーから今年の7発目! 7/52

今泉忠明の「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」を読みました。

世にはすでに色々な動物図鑑がありますが、この「ざんねんな」といった切り口は実に面白い!

絵本・児童書の理科のカテゴリーでのベストセラー。
動物好きのこどもでなくても、笑いながら読み切っちゃいますね。

色々と言い切ってしまう感じがいいですね。
例えば、「サイの角は、ただのいぼ」とか「ゴリラは知能が発達しすぎて下痢ぎみ」
言葉選びも簡潔でどこかシュール。
まさに編集のチカラここにありといった感じの一冊です。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

ざんねんないきものとは
一生けんめいなのに、
どこかざんねんな
いきものたちのことである。

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ウォンバットのうんこは四角い

かれらは自分のなわばりを知らせるためにうんこを使うため、丸いうんこではコロコロ転がって不便なのでしょう。

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オラウータンはけんかの強さが顔に出る

若いオスがけんかに勝つと、男性ホルモンが分泌され、たった1日でフランジ(顔のおめんのようなひだ)が発達します。つまり、けんかに勝った印です。

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くじゃくの羽は長すぎてじゃま

強めの風がふくと、転んでしまいます。

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ワニが口を開く力はおじいちゃんの握力に負ける

かみつく力もはんぱではありません。口全体で小型のトラックくらいの重さをかけられる。
ところが口を開ける力はびっくりするほど弱く、たったの30kgほど。

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サイの角は、ただのいぼ

サイの角の正体は皮ふの一部がかたくなったもの。つまり、ただのいぼです。

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ゾウの歯は、年を取るとすりへってなくなる

一生のうちに5回も生えかわる。
60年ほどですべてするへり、最後は何もたべられなくなって餓死するのです。

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ゴリラは知能が発達しすぎて下痢ぎみ

ゴリラはとても繊細な動物です。
強いストレスを感じたとき、ゴリラはわきの下がくさくなったり、人間と同じように急に下痢をしたりします。

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テントウムシは鳥がはき出すほどまずい

テントウムシは強い刺激を感じると体から黄色い液体をだします。これが、とんでもなく苦いのです。

 

 

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