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浅原哲子の「読むだけでやせる女医の言葉」

 

浅原哲子の「読むだけでやせる女医の言葉」を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

一日のエネルギー源となる炭水化物は、活動を始める朝から昼にかけて、十分に摂りましょう。とくに、仕事などで夕食が夜9時以降になる人は注意してください。
夜遅くに炭水化物や脂質を多く摂ると、翌朝の食欲がなくなって、体内時計がズレていきます。夜は主食を控えめに、野菜中心の消化のよいメニューにしてください。

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脂肪をぐんぐんため込む「魔の時間帯」

体内時計をコントロールしているしくみのひとつが「BMALI(ビーマルワン)」。細胞の中の遺伝子に結合しているたんぱく質の一種です。
じつは、BMAL1には脂肪を作って蓄える酵素を増やす働きがあり、時間帯によって増えたり減ったりします。一日でいちばん多いのは午後10時から午前2時ごろで、最も少ない午後3時の約20倍。これが夜中に食べると太る理由だったのです。

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朝日を浴びて朝食を摂ると、やせ体質に変わる。
脂肪をためない秘訣は午前6−7時の朝食。

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インスリンは、膵臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞で作られます。そして、毎食後、血液中にたくさんブドウ糖が運び込まれてくると、インスリンの分泌が増えます。エネルギー源であるブドウ糖を、筋肉や膵臓に取り込ませるためです。
それによって血液中のブドウ糖が減り、血糖値が調節されるしくみです。このしくみがうまく動かなくなるのが、糖尿病です。

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食後20分ほど経って脂肪細胞にブドウ糖が吸収されると、脂肪細胞はレプチンを分泌します。このレプチンが、飽食因子として、満腹中枢に働きかけるのです。
「ゆっくり食べる」とよいのは、食事20分ぐらい経ってからこのブレーキが利き始めるからです。時間をかけてゆっくり食事していると、食事中に満腹感を覚え始めるため、食べ過ぎにならなくて済むのです。

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食べる順番ダイエット

まず野菜や海藻、キノコなど(食物繊維)から食べ始め、つぎに魚や赤身の肉(たんぱく質)に箸を進め、最後にごはんやうどんなどで締める食べ方。ゆっくり時間をかけて食べることも大事なポイントです。

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かさましごはん
空炒りした「しらたき」をみじん切りにしてお米と一緒に炊いたもの。白米だけで同じ量を食べるのと比べ、20〜30%程度のカロリーダウンになります。

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お昼ごはんをすませたあと、ウオーキングを兼ねて買い物にいくのが理想的。食後30分から1時間は血糖値がいちばん高くなる時間帯。そのタイミングで出かけ、すこし散歩すると、島が消費される分、脂肪がつきにくくなります。

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血糖値の情報にブレーキをかける栄養素が、食物繊維です。
食物繊維を簡単に定義するなら、「食べても消化・吸収されない成分」。だから昔は、栄養素とは考えられていませんでした。しかし、大腸の運動を促したり、血糖値の急上昇を防いだりする働きが注目され、いまでは「第六の栄養素」と呼ばれるようになりました。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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成毛眞の「40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。新・ミドルエイジ論」

 

成毛眞の「40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。新・ミドルエイジ論」を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

詩人のゲーテは「自分がほんとうに幸せだと思ったのは二週間くらいしかない」と、晩年に述懐している。82歳まで生きて二週間である。どれだけ悲観的なんだ、という気がする。
一方で、三重苦を背負ったヘレンケレラーは、「私の人生で幸せでなかった日は一日もなかった」といったらしい。
どちらが幸せな人生なのか、言うまでもないだろう。
どのような人生であっても、自分の気持ち次第で、幸せか不幸せなのかは決まる。

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ストレスを抑制する物質の一つに、セロトニンがある。これを運搬する働きをする「セロトニン・トランスポーター」と呼ばれる遺伝子があり、この遺伝子には長いタイプと短いタイプの二種類がある。
短いタイプの遺伝子をもっている人は、不安を感じやすくて傷つきやすい。一方、長いタイプの遺伝子を持っているひとは幸福を感じやすく、楽天的な傾向がある。つまり、生まれつき不安遺伝子をもっている人もいれば、楽天遺伝子を持っている人もいるのである。

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私は家族旅行では、変化率の高い街にしか行かなかった。

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世の中には、忘れられない人がいる。
なにも、昔の甘酸っぱい恋愛を語りたいのではなく、「超記憶症候群」という、忘れることができない脳を持つ人たちがいるのだ。「人たち」といっても、現在、世界で確認されているのは四人だけらしい。
それは、これまでの人生のすべての出来事を記憶しているという症状である。

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長く続けられるということは、自分に合っているということである。
ただし、長く続ける努力をする必要はない。長く続けられるようなものを探すのだ。

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やり残したことや、あきらめたことばかりを抱えて、人生の終盤を迎える。それを想像したら恐ろしくなる。なくなる間際に後悔しても、もはや何もできないのだ。その段階で後悔することに比べたら、遊んでばかりで仕事をおろそかにする後悔など、とるに足らないだろう。
ミドルエイジは、人生の折り返し地点を過ぎた世代である。
残りの人生をどういきるか。
なんとなく流行っているからとテニスやスキーをやったり、なんとなく話題になっているスポットに出かけたりする人生で、本当に後悔しないだろうか。
いまからでも遅くはない。
狂うほどのめり込めるものを見つけておかないと、自分の人生を生き切った証を残せないまま、人生はゲームオーバーとなるのだ。

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武道の世界には、三年稽古するよりも「三年かけて良師を探せ」という格言がある。同じ趣味でも、先生の教え方によって生徒のレベルはまったく違う。

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「医学は科学にあらず」といわれるほど、曖昧な世界である。
がんは手術で切り取ったほうがいいかどうか、コレステロール値は下げた方がいいかどうか、抗うつ薬は効果があるのかないのか、風邪に抗生物質は必要か不要かなど、じつは研究者のあいだでもまだ答えが出ていない問題は山ほどある。

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新しいクリニックにはなるべく行かない方がいい。
設備投資にお金がかかっているので、早く資金回収しようと、必要でない検査をし、薬を出すクリニックもある。長年、地元にあって、いつも地元の人たちで賑わっているようなクリニックが、足を運ぶ一つの目安になるだろう。

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「健康のため『一日一万歩』歩こう」というスローガンは、旧・文部省所轄の(財)日本万歩クラブが1965年に提唱し、普及させたものである。
一日一万歩の根拠は、一日の摂取カロリーの平均値と消費カロリーの平均値の差、三百カロリーを消費するのに必要な運動量という理由がついてはいるが、実際は「ゴロがいい」という理由で採用されたのが、ほんとうらしい。

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「少年老い易く学成り難し」という言葉がある。その点、ミドルエイジには人生の正午を過ぎたアドバンテージがある。若い時のように女性を追いかけ回さなくてもいいし、バカバカしい悪戯もやり尽くしている。少年よりもミドルエイジのほうが、満足するまで「学」にエネルギーを注げるのだ。
医療が充実したいまの日本では、長生きしない方が難しい。さしずめ「老人死に難く学成り易し」である。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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小林一行の「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」

 

小林一行の「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

信頼は腹から作られる。

「メラビンの法則」
人の第一印象は出会ってから5秒以内で決まる。そしてその判断基準の5割以上を視覚情報から得ているという心理学の法則。
続いて声の質や大きさ、話し方が4割弱、話の内容にいたっては全体の7%しか影響を及ぼさない。

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人間は「基礎代謝」「活動代謝」「食事代謝」という、三種類の「代謝」によってエネルギーを消費する。
「基礎代謝」とは心臓や脳、内臓など普段は動かしていることを全く意識していない身体の各器官を動かすためのエネルギー、すなわち「生活活動で消費するエネルギー」である。「活動代謝」とは、普段我々が行っている「生活活動で消費するエネルギー」のこと。意図的に運動することで消費するエネルギーもここに含まれる。最後の「食事代謝」とは、食事した際に食べ物を分解・吸収・消費するために、食後すぐに消費されるエネルギーのことである。
人間が一日に消費するエネルギーのうち、この3つの代謝活動の割合は「基礎代謝=70%、活動代謝=20%、食事代謝=10%」となっている。つまり、我々が消費するエネルギーん大半は「基礎代謝」なのだ。

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基礎代謝で消費されるエネルギーのうち、身体の器官ごとの割合は「内臓=38%、筋肉=22%、脳=20%、脂肪=4%、その他=16%」となっている。このように基礎代謝のなかでは「内臓」が占める割合がもっとも高いのである。
つまり、基礎代謝を高めるには、まず、内臓の動きを活発にすればいいのだ。

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食べ過ぎて一時的に体重が増えた翌日、絶対にやってはいけないのは、次の日の食事を一食抜くという具合に「一日で帳尻をあわせようとする」ことだ。
絶食や極端な食事制限で帳尻をあわせようとすると、前述した飢餓から身を守る本能にスイッチが入ってしまい、身体が余分な脂肪を蓄え、食欲を増大させてしまう。こうなると甘いものや高脂質のものを食べたくなったりして、結果的に肥満を増大させてしまうことになりかねない。

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体内で脂肪がつくられる背景には「血糖値とインスリン」が深くかかわっている。
まず、人間が食物を食べ、消化・吸収する際に血液中の糖質の値が上がる。血糖値が急激に上昇すると、さまざまな器官が傷ついてしまう。糖尿病の合併症として肝臓障害や網膜症が発症するのはこのためだ。そのような状態にならないように人間には血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を下げる。この際、血液中の糖質から中性脂肪がつくられるのだ。
脂肪の蓄積は血液中の糖質が脂肪に変わることにより起こるのである。

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血糖値を制するものは食欲を制する

血糖値の上がりやすい食品を摂取すると、急激に上がった血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌され、急速に血糖値が下がる。このせいで空腹感を覚えてしまう。逆に、血糖値の上がりにくい食品は、情報が穏やかなぶん、下がり方も穏やかだ。このため空腹感を覚えるまで、時間がかかる。
つまり、血糖値の上下をコントロールできれば、食欲をおさえることができ、ムリな食事制限をしなくても、腹を凹ませることができるのである。

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GI値(グリセミックインデックス)」の高い食品は、「脂肪をため込み安く、腹持ちが悪い」、低い食品は、「脂肪がつきにくく、腹持ちがいい」と覚えておいていただきたい。

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食物繊維を最初に食べるだけで脂肪はよりつきにくくなる

食物繊維には胃に壁をつくって、その後食べた食事による血糖値の上昇を抑えてくれる効果があるのだ。さらに、これらの食品は、前述したように内臓のぜん運動を活性化し基礎代謝を上げる効果もある。
食物繊維が豊富にふくまれているのは、野菜、キノコ類、海藻類、こんにゃくなど。これらを食事の最初に食べることで、ダイエットの効果をより高めることができるのだ。

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枝豆には、完熟した大豆にはあまり含まれない「メチオニン」が多く含まれている。メチオニンは、アルコールの分解を促進し、悪酔い・二日酔いを防ぐ効果がある。
また食物繊維も多く含まれており、血糖値の上昇を抑えてくれる。

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人間が「満腹感」を覚えるのは、食べた10-20分後とされている。つまり、たくさん食べても、早食いをすると満腹感を得るまでに時間がかかるのだ。逆に、この10-20分の間に食べる量をできるだけ減らせば、食べる総量を減らすことができる。

 

 

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村上春樹の「騎士団長殺し」(下)

 

村上春樹の「騎士団長殺し」(下)を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

自分と相手との関係に感情を入れすぎない。
相手との感情はフラットにしておく。

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「感情の整理術」は自分の身を守る知恵

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しかし、急にそういわれても、ぼくはまだ顔を持たない人の肖像というものを描いたことがありません。

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私が必要とするのは目の前の本人よりは、その鮮やかな記憶だった(本人の存在はむしろが咲くの邪魔になることさえあった)。立体的なたたずまいとしての記憶だ。それをそのまま画面に移行していくだけでよかった。どうやらわたしにはそのような視覚的記憶能力が生まれつきかなり豊かに具わっていたようだ。

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私は図書館の机の間に座り、それらの作品を長いあいだ子細に眺めた。いったいなにがたりないのだろう?わたしにはその何かうまくとくていすることができなかった。しかし結局のところ、遠慮なくいいきってしまえば、それらはとくになくてもかまわない絵なのだ。70年以上の歳月を下手現在の時点から見ると、そのことがよくわかる。

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雨田具彦の人生から学ぶべきことはあるだろうかと思いを巡らせた。もちろんそこには学ぶべきことがいくつかあるはずだ。生き方の変更を恐れない勇気、時間を自分の側につけることの重要性。そしてまたその上で、自分だけの固有の創造スタイルと主題を見出すこと。もちろん簡単なことではない。しかし人が創作者として生きていくには、何ああっても成し遂げなくてはならないことだ。できれば40歳になるまえに…。

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そのうちに妹の絵を描くことももうなくなってしまった。美大に進んだあと、私がキャンバスを前にして描きたいと思うのは主に、具体的な意味を持たない事象や物体になった。ひところでいえば肖像画だ。そこではあらゆるものの意味が記号化され、その記号と記号との絡み合いによって新たな意味性が生じた。わたしはそのようあん種類の完結性を目指す世界に、好んで足を踏み入れていくことになった。そのような世界において初めて、私は心置きなく自然に呼吸することができたからだ。

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免色さん、私はあなたが幸福な長い人生をおくることを願っています。そしてまたあなたという素晴らしい存在が、どこかでより長く豊かに引き継がれていくことを。

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その手紙には様々な感情と示唆が光となり影となり、陰となり陽隣、複雑な隠し絵となって描き込まれていた。もう誰も話すことのない古代言語を研究する言語学者のように、彼は何年もかけてその文面に潜むあらゆる可能性を検証した。

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しかしそこには「悟りを開いた僧」の気配はまったく見当たらない。知性も知識もなく、高潔さのかけらも見当たらない。

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アイデアは唐突に、しかし自然にやってきた。それは雨に鈍く染まった緑の木の葉に似た色だ。

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「しかしいったん能書きを並べ始めると、ずいぶんながくなりそうなワインですね」

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「そうです。私は真実よりむしろ、揺らぎのある余地のある可能性を選択します。その揺らぎに我が身をゆだねることを選びます。あなたはそれを不自然なことだと思いますか?

 

 

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白石一文の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」(下)

 

白石一文の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」(下)を読みました。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

思惟する ー 考えるということはあくまでも設定された目的を完遂するための一手段である。僕たちは「思惟する」という作業を通じて到達すべきなんらかの心理を求めるし、思惟すること自体が、新たな行動を選択するための事前準備でもある。僕たちは、心理それ自体か、心理に基づく行動という終着駅に向かって思惟という汽車で走る。そうやって心理に辿り着いたあかつきには、その駅で新たな目的地を求めてさらに走り出すか、または汽車を降りて、突き止めた究極の心理を味わい、それに基づいて「行為」しなくてはならない。

ーーー

WHOなどによると、現在、世界中で栄養失調に苦しむ子供の数は約1億7800万人。日本の総人口と韓国の総人口をちょうど足したくらいの子供たちが、いま、この瞬間も飢えているんです。
中でも二千万人の子供たちは餓死寸前で、実施、この地球では毎年、5歳以下の子供たち350万人が栄養失調でいのちを落としている。
(中略)
「一話で82万5千ドル。日本円で換算するとと8800万円になります」
「たった30分の出演料が?」
(中略)
つまり、チャーリーのたった30分の出演料だけで2410人の子供が餓死せずに一年間生き延びられるってことです。

ーーー

日本政府の現在の総予算は一般会計と特別会計を合計して年間で210兆円程度ですから、1300億円の出費なんてその1615分の1以下、つまり0.06パーセント程度ってことです。これは海上自衛隊のイージス艦一隻の金額です。日本政府単独でたって毎年1300億円くらいの金はなんとでもなる。だけど、実際には日本政府はその0.06パーセントの支出すらせずに毎年世界中で350万人の子供たちが餓死していくのを黙って見過ごしているわけです。

ーーー

川端さん。この世界なんて一瞬で変えられるんですよ。何も難しく考えることなどありません。明治維新や終戦後の我が国を見てください。世界は音を立てて変貌しました。戦争や技術確信が世界を変えたのですか?そうではありません。この世界を変えたのは政治界であり法律なのです。政治によって法を定め、それを警察力と軍事力いんよって定着させる。それが政治です。国家という真っ白な紙に法という定めを記す鉛筆画我々政治家であり、その紙を国民一人一人の額に貼り付けるための糊が政治権力なのです。

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日本でも経験したごとく住宅バブルはいつの時代にも起こり得るものだが、今回のアメリカのバブルには「金融工学」という名のマッドサイエンスが用いられた。無価値な証券類はこのサイエンスによって細菌からウィルスへと生まれ変わり、世界中にばら蒔かれたのだ。アメリカは自分たちのやっている詐欺行為が露見し、国家そのものの信用が失われることを恐れて軍事行動を世界中で繰り返してきた。拳の力を見せつけることで国内外の人々の目をごまかすか、または脅迫し続けてきたのだ。
新村の指摘するように、いずれ破綻するアメリカ経済を救うにはほとんど無制限のドル供給、つまり巨額の財政支出が求められる。しかし現在のアメリカの政府にそれは困難だろう。所得格差をこれまでに拡大させてきたスーパーリッチたちは、当分は相応の政治力を発揮できるからだ。結果的にブッシュもブッシュ以降の大統領も限定的な救済策しか採用できない。そうやってバグダッドのアメリカ軍同様に、アメリカは徐々に弱体化していくことになる。そして、決して遠くないある日、世界中の国々がドルを一斉に売り始めるのだ。基軸通貨はこの瞬間に消滅し、世界は混乱を経て新しい秩序の構築へと向かい始める。

ーーー

ヨシダがお前より恵まれているように見えるのは、ただ、お前がヨシダではないからだよ。世の中なんて全部そうだ。どんなに幸福そうに見える人間でも、そいつが本当に幸福かどうかなんて俺たちには永遠に分からないんだ。他人のことを幸福だと思うのは「あなたは客観的な事実として幸福なのですから、そのことに納得し、決して不平不満を述べないようにしてください」と押し付けているのと同じだ。その本人の幸福とは何一つ関わりなんてないんだよ。貧乏人には貧乏人の幸福があるし、金持ちには金持ちの不幸がある。同じように貧乏人にしか手に入れられない幸福もあれば、カネしか買えない幸福もある。要するにそれだけの話だ。

 

 

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