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箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

 

箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」を読んだ。

ちょっと間が空いてしまったが、booklogの再開。
休んでいたbooklogを再開したくなるきっかけになった猛烈な熱量を含んだ一冊。
ヒット連発の裏にある、狂気にも似た行動力を垣間見ることができる。

なぜ、箕輪さんが編集した本から同じ匂いがするのかがわかり納得。
もっと彼の本を読んでみたいと思わせる。
確かに「無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる」

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

世は「働き方改革」。
多くの企業では、徹夜して働きたくても、強制的に休まされる。
「クオリティーにこだわりたくても、自分の能力をあげたくても、休めと言われて働けないのがつらい」とテレビ局や広告代理店の人間からよく聞く。
もちろん過労死などは問題だが、好きで仕事をすることすら制限されてしまう世の中はすこしおかしい。がむしゃらに猛烈に夢中になって初めて触れられる世界の真実がある。
オンラインサロンはメンバーを雇用しているわけではないから「働き方改革」とは無縁だ。お金を払って好きで働いているから労働時間など関係ない。

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副業禁止が話題だが副業とは本来、会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐことにならなければ意味がない。

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しかし、そこで思ったのは「今すぐネットカフェを探してミクシィ日記を書かなきゃ」。こんな面白い体験をしたのだ。一刻も早く旅行記を書き殴り、日本の友人たちに読ませたい。下手すれば殺されていたかもしれないのに、僕の脳内は「この体験を誰かに伝えたい」と言う衝動で疼いていた。恐怖より高揚感が勝っていた。

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はっきりって悪ふざけのバカ企画だった。しかし全力でやり切った。思いっきりバット振れば、熱狂は伝播する。バカにして笑っていた人たちも次第に巻き込まれていく。無難にやっていたら人はついてこない。人は危うさに魅せられる。

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僕ははっきり言った。「お前がやる意味ないと思っているならここが別れ道だ。意味がないことを知りながら上司のために仕事をすることは真面目でも何でもない。むしろ不真面目だ。代案を考えて『意味ない』と言ってこい。疑問に思ったことを飲み込んで、言われた通りに仕事をする。そんな無難な道を3回歩いたら二度とこっちに戻ってこれなくなるぞ」

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しかし呼ばれているはずのホリエモンの姿がない。二次会でホリエモンと合流するなり僕のネクタイを引っ張り言った。
「だせえ格好すんなよ。媚びんなよ。俺はドレスコードある時点で断ったぞ」

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すると今度は、僕は編集者というよりもプロデューサーに近いかもしれないと考え、「月5万円であなたの商品をプロデュースします」とツイッターに書き込んだ。一件でも来たらいいなと思っていたけど、何十件もの問い合わせが来た。全部は受けられないから単価を上げていた。今では1時間50万円になっている。ついには埼玉に住んでいた時と比べて月収は20倍近く上がった。

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しかし人間は感情の生き物だ。いくら金で貢献していても生意気な人間には誰も協力しないむしろ反感を買う。

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公務員ならいざ子知らず、一般の民間企業が社業規則で副業禁止するのは、意味が分からない。法律ではそんな事はどこにも定められていない。会社が社員の人生を丸ごと面倒みてくれるわけでもない。会社なんて給料をいきなり下げることもあれば、リストラする可能性もある、いつ潰れるか分からない。そんな不確かな組織に、就業時間以外のプライベートの時間まで縛る権利は権利があるわけがない。

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「自分の名を刻むまでが仕事だ」

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そして気づいた。これって俺自身がインフルエンサーになれば最強なんじゃないだろうか。物が溢れる時代。もはや物を選ぶこと自体に疲れる。自分が信頼する人のおススメを選ぶようになるのは時代の必然だ。インフルエンサーの力はどんどん強くなるに決まっている。

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量量量!

表面張力ギリギリまでがんばっていたコップの水がザーッと外に溢れたあと、本当の能力が開発される。

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熱狂に出会うための自然消滅のススメ

企画の提案が来たり、それこそ飲み会や旅行のお誘いでもいい。何か声がかかった時、「やりたい」「行きたい」という言葉を禁句にする。そして「やります」「行きます」と言うようにするのだ。これだけ行動の量とスピードが飛躍的に上がる。

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「やりたいです」「考えます」などと言っている悠長なヤツに黄金の果実は降ってこない。だれもそんな人間に渾身の企画を提案しようとは思わない。この企画は誰に相談しようと考えたときに、すぐに頭に思い浮かぶ存在でなければ編集者としては失格だ。

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こうして1冊の本を世に出した時点で、今までの僕は死んだも当然だと思っている。自分の経験やノーハウを被ったり、本にしたりした時点でもう、腐り始めている。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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*Amazonへのリンク→ 箕輪厚介の「死ぬこと以外かすり傷」

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伊坂幸太郎の「AX」

 

2018年のベストセラーから今年の15発目! 15/52
伊坂幸太郎の「AX」を読みました。

自宅では恐妻に絶対服従の、冴えない文具メーカーの営業の裏の顔は、正義感の強い、フェアさにこだわる、の殺し屋。

迫力満点の描写ターゲットとの死闘が描かれたと思うと、家に帰っては妻を怒らせないように細心の注意を払い、普通では到底思いつかないような些細なことをこれでもかというくらい真面目に描写する。

その、アンバランス感がなんとも違和感の連続であり、全体的にヒューマラスな空気を作っている。

しかし、本の後半にちょうど差し掛かったあたりのとろで、突然この主人公が死ぬことになるには驚いた。しかも、いきなりあっさりと、文章にしてたった二行で死んでしまう。それはこんな感じだ。

その言葉は医師の心を動かした。そしてその結果、兜は八階から落下し、死亡する。

ここからが伊坂幸太郎の腕の見せ所なのだろう。今度は息子の視点も入り混じりながらストーリーが展開されていき、結果的にはなんと、家族愛、そして究極の夫婦愛の話にまとめ上がっていく。なんだか、読み終わって狐につつまれたみたいだった。本屋大賞にノミネートされているのも納得。

かなりネタバレ的になっちゃったけど、以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

かと言って反論すれば、議論の時間が増すだけだ。心の歯車を停止させ、何も考えないままに、「確かに、僕はあまり、息子のことに注意を払っていないかもしれないな」と相手の批判を受け入れるほかない。欠点を認め、反省をし、改善を約束する。それがもっとも、円満に解決する道筋だった。最後には、「自分では、それなりに息子のことに気を配っているつもりだけど、君に指摘されてみると、全然足りなかったんだな、と痛感するよ。君のおかげで、また成長できた」と相手への感謝を、あまりへりくだることなく、伝えるのも重要なポイントと言えた。

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まったく考えの読めない男だ、と兜はため息を吐きたくなった。二十年以上の付き合いになるが、この医師には、その間に老いた印象がほとんどない。お互いの精神的な距離が近くなった感触もなかった。

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(妻は)高級な食材を使い、凝った調理方法の料理を教わっているらしいのだが、自宅では一向に披露される気配がなく、ようするに、自分たちがその場で食べるために料理をしているだけ、といった節がある。一度だけ、「我が家では作ってくれないのか」と訊ねたことが。むろん、そのような台詞ではなく、「自分もたべられたら、これにまさるよろこびはないでしょうね。きっと無理でしょうが」といった遠慮気味の言い方で、しかも、空耳ではなかったかしらと相手に勘違いされるほどの、静かな口調だったが、妻は鋭い目つきで兜を睨んだため、それきり料理教室の話はしないことにした。兜の中には、「タブーの箱」とでも呼べるものがあり、妻との会話で話題にしてはならないものを、そこにしまっている。「料理教室」もそこに放り込んだ。

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ビルの向かい側に、ボルダリングジムの看板を見つけた。そこに書かれていた、「この秋、話題騒然のマイナースポーツ!」の言葉に、「話題騒然でもマイナーの壁を破れぬのか」とおかしみを感じ、引き寄せられた。

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一方が、自尊心を削られても抵抗できなほど、怯えているにもかかわらず、もう一方が、自分たちは安全地帯にいる、と平然としている。珍しい光景ではない。世の仕組み、社会を構築する土台;とも言えるかもしれないが、兜は好きではなかった。フェアさに欠ける。

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死ぬのは怖くない。だが、死んだら妻が怒るかな、と考えたときだけ少し怖くなった。

 

 

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*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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10年後の仕事図鑑

 

2018年のベストセラーから今年の13発目! 13/52
堀江貴文×落合陽一の「10年後の仕事図鑑」を読みました。

この本、かなり売れているみたいですね。どこへいっても平積みされてます。

堀江さんに加え、最近「現代の魔法使い」と言われている落合陽一さん。この二人を掛け算できれば、それは間違いなくヒットになる。そりゃそうだ?
でも、これぞ、言うは易し行なうは難しで、相当編集が大変だったんじゃないかな?と勝手に推測する。
ちなみに、本書の編集担当は、多根由希絵さん。僕も本を出版させてもらう際に、何度かやり取りをさせて頂いたことがあるのだけど、とても優秀でクラバーな方という印象。本書における彼女の功績もかなり大きいのではないかなと。

この本の基本コンセプトは、堀江さんや落合さんが普段から言っていることを「10年後の仕事図鑑」という切り口で一冊にまとめたもの。
その構成が実にうまい。対談ではなく、いちテーマごとにごとに交互に入れこむことで、お互いの伝えたいことをそれぞれ邪魔ぜずに、十分な時間をとって説明できる工夫がされている。

あとは、題名でもあるとおり、2章と3章では、それぞれ「なくなる仕事・変わる仕事」と「生まれる仕事・伸びる仕事」について、結構なページを割いて言及している。
しかし、次の瞬間、これに対して、「『なくなる仕事リスト』なんて血液型占いくらいの精度しかない」と言ってみたり、とにかく、発言が「自由」なのだ(笑)

その自由さももちろんあって、結果、読む価値のある素晴らしい本に仕上がっているのだけど、編集担当にとっては大変だったのだろうなあ、と、なんとなく思った次第。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

こうして社会システムが変化したことを鑑みれば、それまで我々が普通だとおもっているものは、大抵誰かが言い出した「発明」にすぎないことがわかる。「こんな職業になりたい」、あるいは「会社にいかなければならない」といった願望や感覚も、ある種の「発明」なのだ。
「普通」という擬態は一見社会にとって正しそうに見えるか、実は正しさ自体は更新され続ける発明だ。不正解ではないにせよ、「普遍」の意味で「普通」ではない。社会のあり方が変わるなら、普通を定義しなおした方がいい。

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くら寿司は、従来人がやっていたサービスの半分を機械がオートメーションで行い、人間は機械と機械の間に入る調整役になっている。

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「新しい仕事」で成功している人たちには、共通点がある。
一つ目は、まず「作業にハマっていること」だ。

自分でルールを作ることで、ものごとに没頭でき、好きになることができる。

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一番良くないのは、10年修行したこと自体を「ありがたがる」ことだ。「10年修行をして作った卵焼きなのだから、そこに価値がある」と思ってしまう。同様に、「苦労して何かの資格を取りました」というのも自分の中で「価値」だと思ってしまう。価値は、「苦労」したことにあるのではなく、ユーザーが決めるものだ。

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米国無人機協会という団体は、「ドローン市場規模は2025年までに米国内で820億ドルに達し、それによって10万人以上の雇用を生み出す」とも提唱している。

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戦後、所得倍増計画の一環として「持ち家信仰」が唱えられ始めた。所得倍増計画とは、池田勇人内閣政権下で実施された長期経済計画だ。これは実は非常に単純な仕組みで成り立っている。住宅が1棟売れると、資材や設備が売れ、大工には給料が入り、そのお金は生活費として使われるなどして、お金がどんどん世の中を駆け巡る。この経済波及効果があるため、特に住宅は効率よくお金が回ると考えられていた。ローンを使って家を建てさせれば、金は余すことなく世の中を回る。するとGDPが拡大していくというロジックだ。だから、国も民間もこぞって家を建てるように推奨した。

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近年、ボストンダイナミックスは、その骨格と油圧の伝達系を3Dプリンタによって一気に造り上げることに成功した。このことによって、組み立ての工数とパーツの数が劇的に減少され、強度と運動的な制約が大幅に改善された。大雑把にいうと、3Dプリンタで設計したものがそのままロボットになって出てきたようなものだ。

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未来を判断するために

僕の大好きな言葉に、思想家であるリチャード・バックミンスター・フラーの「自分の時間をより有効な探査的な投資に開放すれば、それは自分の富を増やすことになる」というものがある。この言葉は、万人に開かれた「未来」に対してのアービトラージ(裁定取引)を判断するために、今何をしていくべきかを常に考え続けることの大切さを説いている。

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9年間があっという間に陳腐化する時代

他人と違うことを恐れる必要は、もはやまったくないといえるだろう。むしろ他人と同じであることは競争以外の何物でもないのだ。同じ土俵でしのぎを削りあう「レッド・オーシャン」戦略は、これからの時代にそぐわない。もちろん、レッド・オーシャンの攻略はレバレッジが効き、もし寡占することができれば大きな利益を得られることは間違いないが、そのリスクテイクに関する議論は千差万別だ。

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よく若い人たちから「年金はもらえるんでしょうか」「今後の日本はどうなっていくんでしょうか」と質問を受けるが、すべての答えは「知らない」だ。
みんな問いが間違っている。あなたが問うべき対象は未来ではなく他でもない、「自分」だ。

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モチベーションを勝ちに落とし込むのに重要なのは、「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界70億人を相手にすること」「経済感覚」「世界は人間が回しているという意識」、そして「専門性」だ。専門性は、どんな小さいことでもいい。「自分にしかできないこと」は、他人から必要とされるのに十分な理由になる。ポジションを取り、他の誰でもない「個」の価値を叫ぶのだ。

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最後に、IBMの初代社長トーマス・J・ワトソンの言葉を贈ろう。
「不確かな持論を持つ思想家の道を辿れ。自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。率直に意見を述べ、変わり者のレッテルよりも、従順という汚名を恐れよ。そして、自分にとって重要に見える問題のために、立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ」

 

 

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落合陽一の「日本再興戦略」

 

2018年のベストセラーから今年の12発目! 12/52

落合陽一の「日本再興戦略」を読みました。

落合さんの本は初めて手にしましたのですが、激アツですね。この人は天才か?
一気にファンになりました。他の本も読んでいこうと思います。

落合さんの熱さは、最後に出てくるコトバからも容易に読み取れますよね。

 

 

ポジションを取れ。評論家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら。あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ。

 

 

落合さんのこの本は、大前研一さんとかの本もそうですが、とある事象に対する独自の結論や提案を伝える一方、しっかりとその背景を説明してくれるのが素晴らしですね。

落合さんの場合、その背景の説明具合が半端じゃなく、過去の歴史へガッツリと遡りながら説明してくれています。

この一冊を読むだけで、時代の流れのみならず、そこにたどり着くまでの経緯がわかるようになります。本としての費用対効果を考えるとめちゃめちゃプラスですよ。こりゃ(笑)

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

明治維新では、主に欧州型を手本にして、1945年以降は、米国主義で、戦勝国型を手本にして国を作っていきました。この欧州型と米国型が合わさって、「欧米」という概念になったわけですが、それをもう一度見直してみることもこの本の趣旨です。
「欧米」なんてものが本当にあるのか?「欧州型」「米国型」とは具体的に何を意味するのか?

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結局、高度経済成長の正体とは、「均一な教育」「住宅ローン」「マスメディアによる消費者購買行動」の3点セットだと僕は感じています。つまり、国民に均一な教育を与えた上で、住宅ローンにより家計のお金の自由を奪い、マスメディアによる世論操作を行い、新しい需要を喚起していくという戦略です。

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「欧米というユートピア」

そもそも「欧米」というものは存在しません。欧州と米国はまったくの別物です。欧州と米国が一緒だと思っている西洋人はだれもいません。「欧米」とはユートピアであり、日本人の心の中にしかないものです。

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「西洋的な個人」の時代不適合性

そもそも、アジアは昔から、言語によって何かを分断する考えをよしとしません。荘子は言語による二分法でモノを語りません。個人と個人以外、対象と対象以外というように分断する行為は、世界が調和によって成り立っていた安定状態を破壊してしまう行為であると主張しています。つまり、西洋思想の二分法の考え方は、アジア的な安寧に関する感覚、美的感覚や価値観と合わないのです。

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会社という組織もうまくいまの時代にアレンジしなければなりません。会社はそもそもギルドであり、カンパニーです。基本は同業者の組合のようなものであって、人が自由に出入りしやすい、商業的利益に基づいた組織です。

しかし、日本の会社は、「社会=ソサエティ」に近いものになってしまいました。

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2000年に日本が変われなかった理由

シリコンバレーは「イノベーション×ソフトウェア」でテクノロジー業界を牛耳っています。中国の深圳は「イノベーション×生産設備」という特徴を打ち出して、ハードウェアのスタートアップを次々と生み出しています。フランスは最近、「イノベーション×文化」という組み合わせでスタートアップ育成に力を入れています。

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僕らは日本をiT鎖国できなかったせいで、中国のようにアリババやテンセントヤやバイドゥを生むことができませんでした。2000年代の日本は、IT鎖国をした中国をバカにしてグレートファイヤウォールと揶揄していましたが、結果として中国の方が正しかったのです。

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「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ

欧州では、アーティストや博士はとても尊敬されています。それは社会に価値を生み出しているからです。アーティストというのは、人類が今まで蓄積してきた美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たちです。博士というのは、人類がそれまで蓄積してきたい知の領域をほんのすこしだけ外に広げる人たちです。だからこそ、社会的価値が高いのですが、日本ではそうした認識がありません。

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今、日本のモバイル通信は4GやLTEの段階ですが、これが5Gになると、通信環境が劇的に変わります。現在の4Gに比べて、通信速度は100倍、容量は1000倍になると言われています。この5Gを日本は、世界に先んじて2020年から東京でスタートする予定です。日本は5G先進国になるのです。

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僕の意見としては、移民を入れてまで日本の人口を保つ必要はないと考えます。今は、2060年ぐらいに日本の人口は8000万人くらいまで減ると予測されていますが、6000万人ぐらいまで減っておいいと思います。それでも機械化によって一人あたりのせ遺産を増やしていけば、労働力と購買力が減少してもGDPを成長させることは可能です。

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ブロックチェーンと日本再興

ブロックチェーンとは、分散型の大腸技術と言われますが、あらゆるデータの移動歴を、信頼性のある形で保存し続けるためのテクノロジーです。しかも、誰もが一元的に管理するのではなく、全員のデータに全員の信頼をつけて保っていくことができます。非中央集権的なテクノロジーです。

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たとえば、僕が、iPhoneやアンドロイドのスマートフォン経由でNewsPicksのアプリに1ヶ月1500円支払っても、その3割は自動的にアップルやグーグルに抜かれます。これは冷静に考えればすごいことです。植民地みたいなものです。

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すでにカルフォルニア州は、GDPでいうと世界6位の規模にあります。イタリア経済より大きいのです。

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日本だからこそ持てる機械化自動車

自衛軍強化の柱になるのは、自動化です。自動化すれば、日本は強い自衛軍をつくれます。自動化してミサイルを打ち落としたり、ロボットに自衛してもらえばいいのです。

日本は平和国家として、侵略してくる相手に対してはロボットで反撃すると宣言すればいいのです。鉄腕アトムが日本を守ってくれるイメージです。

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外交の最重要テーマはインドです。外交でもっとも重要なのは、どこの国と仲良くするかですが、日本が最も仲良くすべきなのは、インドです。インドと手を組めば中国を挟み込めるのです、地理的に日本は有利になります。インドとともに、今まで通りアメリカとも戦略を共有していたら、日本の外交は安泰だと思います。

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リーダー2.0時代のリーダーの一つ目の条件は「弱さ」です。共感性の高さが求められるのです。

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ベンチャーは、どうしてもイケているベーチャー同士で組もうとしますが、ベンチャー同士では仕事はうまくまわりません。僕は、社員の5人に一人は守りの人を入れろといつも言っていますが、それは仕事が超早く済むからです。ベンチャーも攻めの人材ばかりでなく、守りのうまいおじさんを入れたほうがいいのです。

 

 

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有元葉子の「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」

 

2018年のベストセラーから今年の11発目! 11/52

有元葉子の「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」を読みました。

僕も(たまにですが)料理をします。
ただ、永遠のど素人なので、グックパッドを手放せないでいます。
がっつり、レシピ通りに作ります(笑)

つまり、いつもやっていることはこの本が目指す真逆のところなのですね。

 

最初の出だしの目的の部分からガツンときました。

作り方の流れや勘どころが頭に入ったら、もう、レシピはみないように、と。でないと、料理が「自分のもの」にならない。レシピはあくまでも参考書ですから、脇においておき、「作る自分」と「食材」が直接向き合うように。自分の頭と目と鼻と舌を使って、鍋の中と相談しながら作る。そうすると、ラクに自由に料理ができるようになります。

このコンセプトがしっかりと腹落した僕にとって、この本は、かなりの勢いで刺さりました。
料理写真もかなり洗練されているので、読みながらお腹がぐーぐー鳴ってしまうのが辛いですが、読めば読むほど料理を作りたくなる、そんな一冊となりました。

また、調理をする前の食材の手入れの仕方、この辺の一手間のくわえ方はとても大事なのだなーと再認識。本を読んで以来、この一手間を加えるようになりましたよ!

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。
とはいえ、興味がわいた人は、ぜひ手に取って読んでくださいね。

 

 

作り方の流れや勘どころが頭に入ったら、もう、レシピはみないように、と。でないと、料理が「自分のもの」にならない。レシピはあくまでも参考書ですから、脇においておき、「作る自分」と「食材」が直接向き合うように。自分の頭と目と鼻と舌を使って、鍋の中と相談しながら作る。そうすると、ラクに自由に料理ができるようになります。

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野菜を炒める・野菜と炒める

料理をする前に野菜を水にたっぷり吸わせて、土にはえていたときの状態に戻してあげます。

野菜を鍋の中に置く。そして広げる。混ぜることはしません。ヘラで、野菜の上下をサッと返すだけ。

肉と炒め合わせるときは、肉を炒めて味をつける。そこへ野菜を入れて、野菜にはほとんど味をつけません。

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野菜を揚げる

揚げ物は家庭料理において、とても便利な調理法です。とくに野菜は、揚げることで甘みが増して、驚くほどおいしくなる。
家で揚げれば、酸化していない油を使えるのでヘルシーです。また、場合によっては炒めるよりも揚げたほうが素材は油を吸わず、さっぱりと食べられたりします。

油は、料理の「材料」ととらえて、良質なものを惜しみなく使ってください。

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本当になんでもかき揚げになりますよ。玉ねぎでも長ネギでも、キャベツでも、春菊でも、おいもでお、にんじんの葉っぱも、キャベツの外葉やセロリの葉だって、かき揚げにするとおいしく食べられます。

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じゃがいもを塩分いん浸ける。熱湯で5分ゆでる。それから揚げると、感動のポテトフライができます。

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ドレッシングは一般的に油3対ビネガー1の割合といわれていますが、目安として覚えておくといいですね。でもこれはワインビネガーをつかう場合であって、日本の米酢を使うときは、この分量では酸味が足りない。まろやかでおいしい米酢をサラダにつかうこともよくありますが、その場合は私は油と米酢を半々にして入れていきます。

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肉を焼く

鶏肉は塩をして、ひと晩おき、余分な水分を出す。これで、ブロいらーも地鶏の味に。

鶏肉、とくにもも肉は筋肉のかたまりです。よく見ていただくとわかるのですが、筋肉の一本一本に膜がかかっています。この筋膜に包丁の先で切り目を入れて切ってから焼かないと、肉が縮んでしまうのです。

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魚を焼く

鍋の中で煮汁を作ります。汁の量は魚が半分浸かる程度が目安。少なくてもいけませんが、あまりにもたっぷりで魚が泳ぐようでも具合がよくないです。
酒(と水を同量くらい)、しょうゆ、みりんもしくはメープルシロップ。これが煮付けの基本調味料です。

塩水にひと晩浸けて戻すと、冷凍えびもプリプリに。揚げる前は、よく水気を拭く。えびで大事なのは、それだけ。

 

 

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